宜野湾市議会 > 2011-03-22 >
03月22日-10号

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  1. 宜野湾市議会 2011-03-22
    03月22日-10号


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    平成23年  3月 定例会(第360回)   平成23年第360回宜野湾市議会定例会会議録(第10日目)                       午前10時00分(開議時刻)            平成23年3月22日(火)                       午後4時15分(散会時刻)1.出席議員(28名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   玉元一恵     2   米須清正       3   屋良千枝美    4   宮城勝子       5   佐喜真 進    6   宮城 克       7   宮城 司     8   知名康司       9   濱元朝晴    10   桃原 朗      11   伊波秀男    12   桃原 功      13   喜舍場 保   14   森田 進      15   比嘉憲康    16   呉屋 等      17   島 勝政    18   平良眞一      19   上地安之    20   呉屋 勉      21   知念吉男    22   我如古盛英      23   岸本一徳    24   伊波一男      25   大城政利    26   又吉清義      27   仲村春松    28   伊佐光雄2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       安里 猛   教育長      宮城茂雄     水道事業管理者  新田宗仁   総務部長     仲村 隆     企画部長     城間盛久   基地政策部長   山内繁雄     福祉保健部長   玉那覇豊子  市民経済部長   新城正一     建設部長     稲嶺盛政   教育部長     宮平良和     指導部長     下地邦敏   消防長      平安名常明     会計管理者    國吉秀子4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     松川正則   次長       和田敬悟     議事係長     宮城秀樹   主任主事     上地章弘     主任主事     伊禮理子   主事       松田江里奈5.会議に付した事件は議事日程第10号のとおりである。              議事日程第10号         平成23年3月22日(火)午前10時開議 日程第1 一般質問    (1) 桃原 朗      (2) 知念吉男    (3) 知名康司      (4) 宮城 司 ○議長(呉屋勉君) おはようございます。ただいまから第360回宜野湾市議会定例会第10日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第10号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。10番 桃原朗議員の質問を許します。桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 皆さん、おはようございます。一般質問2日目1番手を務めます議席番号10番、絆クラブの桃原朗でございます。 議長からお許しをいただきましたので、まず一般質問に入る前に、去った3月11日に起きた東日本大震災、マグニチュード9.0というまれに見る大きな地震でございました。くしくも、そのころ、普天間中学校において卒業式が挙行されておりました。その式典中、中座をなさった市長が見受けられました。その市長の行動を後で気づいたのですが、他の学校も回ることだったのかなと本員も思ったのですが、式典の終了後、テレビを見て言葉を失い、未曾有の大災害が起こったことに絶句をいたしました。市長の行動は、恐らく本市におけるこの対策だったと本員は推測をいたします。危機感あるいち早い行動であったと思いますが、しかし本市においては災害もなくよかったのですが、現体制のままでいいのか疑問もあり、いま一度防災対策についてしっかりと取り組まなければならないことだと思っております。また、本市においても、体制は万全だとは思えないのであります。今後の課題として県当局ともしっかり協議をし、連絡体制また防災マップ等しかりでございます。市民の安心、安全確保のために鋭意努力をなさり、その努めに頑張っていただきたいことだと思っております。 震災で多くの方が亡くなられましたが、心より御冥福をお祈り申し上げます。そして、まだ多くの被災者や避難生活を極寒の地で厳しい避難生活を送られている皆さんには、頑張ってほしいと本員も思います。 さらに、災難は続き原発事故も伴い、日本国民全員が、その行動に注視をしております。その中で、9日間も救出を待って、しっかりと命を守る16歳の少年と80歳の御高齢の女性の方が救出されたことは、まさに奇跡だと思っております。 さて、冒頭にも述べましたとおり、こんな災害のときだからこそ、県も、宜野湾市も、私どもが、個人個人ができることは何か、しっかりと考えてまいりたいなと思っております。 さて、本題に入らさせていただきます。平成23年度も一般会計予算321億2,700万円余も予算をかけて行いますが、前年度の予算と比較いたしますと、31億2,700万円増となっております。パーセンテージで言いますと、10.8%の増になっております。大変厳しい財政状況ではありますが、多様化する市民ニーズを的確にとらえ、さらなる本市の発展と将来像である「市民が主役の『ねたて』の都市・ぎのわん」を目標に、以下第三次宜野湾市総合計画後期計画も4月にまとまると聞いております。その中で、5つの基本目標に沿って18件の新規事業と103件の継続事業、計121件の政策事業を中心に、本年度も基本構想に基づく5つの目標、まず第1に、「市民とともに歩み響き合う都市」政策事業8件の事業がございます。その事業27億5,016万円、前年比で比べますと6億1,575万円の増となっております。その大きな8つの事業、まず1つ、第5回世界のウチナーンチュ大会歓迎事業、2つ目にDVの防止及び被害者支援対策事業、3つ目に公園長寿命化計画策定業務委託事業、4つ目に大山小分離新設校、校舎及びプール、地域連携となっている新増築事業、5つ目に大山小分離新設校屋内運動場増築事業、6番目に大謝名小学校仮設校舎設置事業等、7番目に真志喜中学校備品購入事業、8番目に市民図書館開館20周年事業と、8つの大きな事業がございます。その中で、今一般質問の中においては、第5回世界のウチナーンチュ大会歓迎事業DV防止及び被害者支援対策事業、3番目、公園長寿命化計画策定業務委託事業、この3つを質問いたしたいと思います。 まず、最初になりますが、第5回世界のウチナーンチュ大会歓迎事業、平成23年度、今年度の10月に予定されておりますが、その期間中においては各市町村において独自の交流イベントを実施、本市では本市出身海外移住者やその子弟及び市民関係者を招いて、「世界のジノーンチュ歓迎の夕べ」を開催し、世界で活躍する宜野湾市出身者と交流を深めるとなっております。その事業概要をもう少し詳しく御説明いただきたいと思います。 あとは自席より質問いたします。 ○議長(呉屋勉君) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) おはようございます。それでは、桃原議員にお答えいたします。世界のウチナーンチュ大会ということで、第1回が平成2年に開催されまして、それから5年ごとに実施されてきておりますけれども、前回の第4回目が平成18年、そしてそれから5年たちまして第5回目、ことし平成23年10月15日あたりに予定されているということで聞いておりますが、議員承知のとおり、世界のウチナーンチュ大会ということで、県のほうが主導いたしまして、コンベンションのほうで、ウチナーンチュが頑張っている面々、方々を一堂に会して交流を深めるというような内容になっておりまして、それに同じて宜野湾のほうでも「世界のジノーンチュ歓迎の夕べ」というようなことで、毎年大会と同時に開かれる期間中に、子弟であるとか、あるいは現在世界で頑張っている面々、方々との交流を深めるということで、毎年ジュビランス、農協のほうで開催をしているということで、世界のこの関係者は大体70~80名、100名の方々が御参加なされているようであります。 そして、その方々との関係あるいは友人、知人あるいは親戚方々等含めてトータルで約200名、海外の方々が大体100名近く、そしてそれに市の関係、先ほど申しました友人等関係合わせて200名ほどの歓迎の夕べを催すと。そして、もちろん世界で頑張っておりますので、琉球料理をメーンにしたような形とか、あるいは琉球舞踊であるとか、そういうことを催しながら交流を深めていくというような内容等で、ことしも第5回目の「世界のジノーンチュ歓迎の夕べ」を開催していきたいと考えております。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 部長、ありがとうございます。この大会というのは、県に沿った形で宜野湾市の出身者、海外で活躍している元地元の人たちとの交流と聞いてわかりました、意味は。そして、県の大会の意義が、県は世界各地で活躍するウチナーンチュを支援し、移住先国との交流を推進するため、また2回目には祖国復帰20周年記念事業としてこの世界のウチナーンチュ大会が開催されたことだと思っております。その中で、その大会を通じて文化やスポーツの向上、教育、学術、産業、経済の発展、ひいては本県の発展につながるものであるということで、この大会が開催されたと思っております。 本市においては、ジュビランス等でことし5回目が開催されますが、その中で海外受け入れ研修生の紹介等が2回目から、ことし5回目になりますが、この海外の研修生というのは、人数でいいますと、何名ほどの研修生が本市に来るのでしょうか。この辺をちょっと御説明お願いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) お答えいたします。そのセレモニー、夕べの中では、私ちょっと説明抜かしましたけれども、議員もおっしゃるとおり、海外受け入れの研修生の紹介等ということなのですけれども、実は今平成22年度は、ブラジルのほうから研修生を1人、それから前年度はアルゼンチンのほうからやりまして、来年度の23年度は、ちょっとお待ちください。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時15分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時15分) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) 済みません。23年度は、ペルーからということで研修生を受け入れる予定しておりまして、そういう面々の方々をその夕べのほうに御招待するなりして、一緒に宜野湾市はこういうような研修生受け入れ等もやっておりますという紹介等々兼ねながら交流を深めているというような内容になっております。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 部長、ありがとうございます。大体人数でいうと2名ないしは5名以内ということでとらえてよろしいですか、大体この人数ぐらいと。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時16分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時16分) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) 現在9人目ということらしいですけれども、今ちょっと資料を持っていないのですけれども、海外研修生の名簿を見ればすぐわかるのですけれども。以前のほうは、2人ぐらいをブラジルあるいはアルゼンチンあたりからもその留学生ということで受け入れをしていたのですけれども、先ほど申しましたブラジル、アルゼンチン、来年度のペルーにかけても1人というようなことで、今実施をしているところです。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) はい、ありがとうございます。資料等もいただいて、本当にこの資料、大変ありがたいなと思っております。この資料を見ますと、第2回目の平成7年に行われた2回大会ですが、ハワイの協会から本市へ図書の贈呈とありますが、何冊ほどの図書が贈呈されたのか。また、大体この中身です。図書の贈呈のどういったものが贈呈されたのかちょっとお聞きしたいのですが。よろしくお願いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時17分)
    ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時17分) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) 済みません。お答えいたします。第2回ということは平成7年度になっておりまして、実は今担当のほうが確認したところ、確かにあったということで本資料は残っているのですけれども、ハワイの協会から、今議員のおっしゃるとおり、図書館のほうに受け入れしたということはわかるのですけれども、どういった本とか内容等については、今の担当の者でも理解しかねるというようなことです。申しわけありません。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 部長、ありがとうございました。歓迎会ということでございましたので、この図書が「少年よ大志を抱け」というふうなグローバルな、どういった内容の本だったのかとちょっと興味がありましたので、お聞きした次第でございます。 これ1回目からことしの5回目に際して、受け入れる人数はふえていくのですが、今回は5回目ということで大体100名、100名。受け入れも100名、歓迎する側も100名というふうに想定されておりますが、4回までには、地元の関係者が少し人数が第1回目に比べると減っているのです。1回目が180名、4回目にしますと90名と。若干、2回目、3回目は100名余っていますが、4回の大会といいますか、歓迎会が90名とちょっと少ないように思いますが、これは受け入れる側との大体人数の歩調を合わせたという形でそういうふうになっているのですか。この辺をちょっとお聞かせ願います。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時20分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時20分) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) 桃原議員にお答えいたします。確かに前回が、地元関係者、これ実績で大体90名で、海外の方76名が参加した。今回については約100名ぐらいの予定ということで、地元関係者も100名ぐらいと思います。4回については、海外が76名ということあるのですけれども、先ほど申しましたとおり、この関係者の友人、知人等、親戚関係者の方々、結構呼びかけをしたらしいのですけれども、偶然にもそんなに、集まりが悪かったというような状況で90名という実績に落ちているような話になっております。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) この県の大会も含めてですが、受け入れ態勢としては海外からの研修生ということで受け入れていると承知しております。また、県の交流の文化、スポーツ、教育、学術、産業、経済とありますが、本市からも海外に研修という制度といいますか、本市からもそういった交流の場で研修生を送り出しているということもございますでしょうか。その点についてお伺いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) お答えいたします。受け入れについては、議員承知のことと思うのですけれども、受け入れで研修生は沖縄のほうでやってはいるのですけれども、私ども宜野湾市のほうから、例えばアルゼンチンであるとか、ブラジルであるとかというようなところに研修生を派遣しているようなことはありません。ただ、これと例外ではあるのですけれども、中国廈門のほうには、毎年1年間、留学生は派遣をしておりますけれども、現時点で南米等への派遣等についてはありません。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 廈門市との交流ということで送っているということで、確かにそういう交流が頻繁にお互いに世界との橋渡しとして、この大会の歓迎式典の意義がしっかりと若者たちにも伝わり、沖縄の人は海外へ出てもこれだけ活躍している。また、今の沖縄に住んでいる、また宜野湾市に住んでいる若者もそういう海外を目指して、広く見聞を持てるような指導を市当局もやっていただけたらいいなと思っております。 さて、このウチナーンチュ大会についてはこの辺で終わって、次の質問に移らさせていただきます。2番目に、DV防止及び被害者支援対策事業についてお伺いいたします。この事業目的、いま一度詳しく御説明をいただきたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) お答えいたします。今回のDV防止につきましては、今年度の国の経済対策事業ということで打ち出したもので、ちょっと正式名称は忘れたのですが、要するになかなか光が当たらないところに目をつけていきましょう、そしてそういったところへ予算措置していきましょうということで、特にDVであるとか、あるいは図書館関係の資料、あるいは備品等を購入するということで、今回はその経済対策事業の件で入れているのですけれども。このDVにつきましては、先ほど申しましたとおり、国からの交付金等をいただいて約620万円だったかと思うのですけれども、今回は310万円ほどを。要するにDVで、特に配偶者等から、あるいはデート等でそういういじめ、あるいは暴力等を受けたときに、支援であるとか、予防であるとか。特に今回は、私ども企画のほうでは予防、要するに啓発、そういうようなことをやって、例えば講師を招いて、中学生であるとか高校生の皆さんにそういうような啓発等を促して、それを未然に防いでいただこうというようなことがメーンになっております。支援についても、何らかの事業等で、例えば実際に被害に遭った方に一時アパート等を紹介するとかというような形で、大体敷金等で20万円程度はこのほうで補助をするとかというような形も、一応は今回の事業の中に取り組んでおります。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) DVに関する部長の答弁だと、啓発講座だとか、そういう各4つの中学校、また高校の3校の生徒たちを対象として、デートDVだとか、それに関する出前講座等を開催するというふうになっておりますので、なるほどなと。早いうちから、子供のころから、そういう暴力はいけないのだよと。自分の彼女また自分の奥さんに、そういう暴力を振るうことは大変に卑劣なことなのだよということでの講座、また講演等だと思っております。また、啓発資料として小冊子も作成するというふうにお伺いしております。しっかりとそういう対策もとっていただきたいなと思っております。 それで、このDVの被害者の自立支援のための補助メニューとして今回60万円計上されていると思いますが、実際に宜野湾市で、直近の実数はまだ厳しいと思いますので、平成21年度には23件の相談等があったと思いますが。この23件のうちで、実際に保護をしたり、また相談所に相談をしたりと、また警察当局との連携等もあると思いますが、実数がどれだけあったのか。また、一時保護でもいいです。実際にそういった危機を脱する、そういった件数が何件あったのか、ちょっと詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時28分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時28分) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) おはようございます。桃原議員の御質問にお答えいたします。本市では平成17年度より児童家庭課に嘱託職員を配置いたしまして、保護を要する女性の早期発見や調査、指導などを行い、県との連携調整を図る女性相談業務を行っております。その中でDVについても対応しております。 DVの被害相談件数といたしましては、先ほど桃原議員がおっしゃいましたように、平成21年度が23件、それから平成22年度は23年の2月末現在で11件となっております。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 2月現在で11件、そういう相談を受けたとありますが、この資料の中でもフローチャートといって図式で御説明されている欄がありますが、本人と女性相談員、そして女性相談所、また一時保護所、警察、その他、福祉保健児童相談所、病院、職業安定所等その他となっておりますが、そういった実際の実数をお尋ねしたつもりなのですが、そういった実数はなかったということで認識してよろしいですか。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時30分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時30分) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。議員がおっしゃいますように、警察や女性相談所等と連携をしながら支援を進めておりますけれども、2件は一時保護をお願いしたところがございます。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 2件の報告があったと。確かに2人の女性というふうになると思いますが、そういう危機を脱して保護をしたと。これは大変な効果があったことだと本員は思っております。 この補助メニューも、その事例があったから60万円という予算がついていると思いますので、ぜひとも、本当に暴力を振るわれて不安な生活を送られている、か弱い女性のために、これからも一生懸命そういうメニュー、またそういう連携を図りながら、弱い女性たちのために頑張ってほしいと本員は思っております。 続きまして、質問をさせていただきます。続いての質問、これは公園の整備計画。これは先ほども述べたように、公園の長寿命化計画策定業務委託事業、これも少し関連すると思いますので、少しだけお伺いしたいと思います。 既存の公園の長寿命化ということで、今年度は市のほうで800万円、それと国庫支出で800万円、計1,600万円の予算を投じて公園の維持管理等また寿命が長くなるような施策をとられていると思いますが、大体宜野湾市には現在35の公園があるとお聞きしておりますが、この予算でそういう維持管理ができるものなのか。その辺をもうちょっと詳しくお聞かせ願えませんか。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時32分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時33分) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。今、桃原議員の御指摘で、私どもの公園については、確かに現在、事後的な維持補修というのですか、維持管理等ということでやられている面が多いです。そして、その維持管理費の中でそれが十分かという部分について、私どもはまだまだ不十分だという認識はしてございます。ただ、財政的な問題もありまして、今のところそういった形での維持管理ということになっているのですけれども、その中で、御指摘の公園長寿命化計画ということについては、私ども今までの公園の維持管理というのは、いわゆる事後管理ですね、そういった形が主なものだったのですけれども、これからの公園施設については、今後施設の老朽化、さらにこれが進展することが予想される状況があるのですけれども、そういった公園利用者の安全、安心を図るとともに、将来的な公園の改築ですか、そういったものにかかるコストの低減化を図る。そういったことを踏まえて公園の長寿命化計画を策定するということで、23年度予算に計上したことでございます。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) やっぱり公園というのは市民の憩いの場でございますので、しっかりと取り組んでほしいことだと思っております。 そして、その中で、これ委託事業でございますから、この委託を受ける、多分造園屋さんだとか、あるいはもろもろのハード面でございますと、ブランコだとか、滑り台等もあると思いますので、ぜひとも宜野湾市内の業者を優先的にまた使っていただきたいと思いますし、これからも安心して憩いの場でくつろげる場を提供してほしいなと思っておりますので。 この寿命化についての話はさておき、私の質問の中で公園の整備計画、本員も普天間に住んでもう50年余りになるのですが、既存の市街地、やはり公園が少ないと。普天間2区にしろ、野嵩2区、普天間3区にしろ、確かに500メートル歩けば公園はありますが、お年寄りや妊婦さん、また小さいお子さん連れのそういう方々にとっては、そういう500メートル余りも歩いて公園に行くというのは大変厳しいことだと本員は思っております。 この辺、「市民が主役の『ねたて』の都市・ぎのわん」、この本にも書いてありますが、市街地の整備、これも少しだけ聞いてください。既成市街地の住宅密集地においては、都市機能整備がおくれているため、一部では建物の更新ができず老朽化が進み、生活環境の悪化や防災の上からの不安から、安心して生活することができません。このような密集市街地では、その地域単独での事業がかなり進まないため、面的整備事業を通して基地と連携した整備を検討する必要があると思いますと。このように公園を整備するのは大変厳しいことだと思います。土地をあらかじめ確保しないといけない面だとか、そういったのも含まれると思いますが、そういう旧市街地にもお年寄りは住んでおります。そして、また若いお母さん方もおります。その面的整備を、これは市長に。これからの展望といいますか、少しだけこういうふうに、普天間の市街地をこういうふうに変えたいという、これは公園とも関連しますので、少し市長の御見解をお聞かせ願えませんでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 市長。 ◎市長(安里猛君) 桃原議員の質問にお答えいたします。やはり旧市街地の整備の問題については、宜野湾の課題でございます。現在、基地政策部において既成市街地との整備の課題整理を今取り組んでおりまして、どのように整備を図っていくかということをそこの中で洗い出して、事業化に向けて取り組んでまいりたいと思っております。 また、もう一つには、現在普天間飛行場周辺まちづくり事業において、神宮周辺における公園等を含めた整備を進めていくことになっておりますが、同事業も普天間地域の再生、活性化に向けたことを目的としております。 今回、今年度明繰事業として23年度まで継続して同事業の基本計画の整備をすることになっておりますが、やはりその事業の目的に沿った形で整備をしていくべきだろうと思っていまして、これから事業先、補助先であります沖縄防衛局、防衛省含めて、そのことの洗い直し含めて検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 市長、ありがとうございました。市長の施政方針の演説の中にも、いろんな国の予算等できるだけ吟味して、最大限そういった予算を獲得し、この宜野湾市の市民の皆さんにそういったもろもろの市民サービスを提供するというお話を聞いたときに、私は少しだけ安心しました。そして、また市長も同じ普天間の出身でございますので、戦後復興で普天間地域がにぎわいをしていたこの町並みを私も幼いころから覚えておりますので、ぜひとも活力あるまた昔の普天間の町並みといいますか、そういったのを取り戻すのも市長の務めだと思っておりますし、また市当局の皆さん方と連携して、ぜひとも頑張っていただきたいなと思っております。この公園については、そういう計画とともに推進していっていただけるということで、それを聞いて少しだけ安心いたしました。 少し質問前後するのですが、市内における公共施設の管理のあり方ということで通告書出してありますが、なぜそれについてといいますか、限定的に言いますと、市民会館で行われた成人式に本員も参加をさせていただきました。その市民会館における式典の中身そのものは、大変立派に、また時間も多少おくれることもなく、おくれたとしても1~2分程度ではなかったでしょうか、本当にスムーズな厳粛な式典だったと本員は思っております。 その式典に参加する前に、市民会館の広場に、車で乗りつけて、街宣車というのですか、それが何か政策的、政治的な広報をしているように本員は思ったのですが、どこのどういう団体がそういった広報をしていたのか。そこら辺をちょっとお聞かせ願えないでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) 桃原議員にお答えいたします。御指摘の団体につきましては、宜野湾市職員の労働組合でございます。ただ、広報内容につきましては、うちの教育委員会の全職員が式典に従事しているということもあって、それぞれの担当のほうに従事しておりましたので、内容については、申しわけございませんけれども、承知はしてございません。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 本員は、この式典そのものには、本当に担当部局の方が一生懸命やっておられて、校区別に卒業生、成人になる方の席の案内等もあったし、また内地から沖縄に転入してこられて、大学を卒業してずっと宜野湾市に住んでおられる、そういった方の席もしっかりと準備されておりました。その式典の中において、先ほども申したとおり、あくまでも私が聞いている範囲内では、何か基地が反対だとか、もう大人になったらこうすべきだとかというふうに、何か違和感があったのでこの質問をさせていただきましたけれども。施設内は、やっぱり市民会館等は市民全員の財産でありますので、ぜひともこの辺は重々気をつけられて、やっぱり中立的立場でこういった使用も考えるべきではないかなと本員は思いますので。ぜひとも次年度はこの辺を少し考慮して、じっくり精査してやっていただけたらいいのかなと本員は思いますので、この辺は部長のほうも今後も同じようなことをするのか、それとも次年度少し改めるのか。やっぱり街宣車でやると、広場にはたくさんの成人の男女がおりますので、この辺も少し改めるべきではないかなと本員は思いますので、この辺はしっかりと吟味していただけるよう要望いたします。 では、最後の質問になりますが、これは大変耳の痛い話でありまして、本庁の横の駐車場についてなのですが。この駐車場は、3月に入るともう満杯な状態で、シルバーの方が交通整理をなさっていると思うのですが、駐車場の保有台数というか、今の駐車スペースでいいと当局は思っておられるのか、この辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 総務部長。 ◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。現在の駐車場は134台あります。役所側のいわゆる市民に提供する駐車場です。公用車両の駐車が55台、これらのほかに市民会館の駐車場というのが教育委員会の後ろ側にあります。大体1時間程度駐車するとして、8時間で1,000台前後、本当は延べ台数を確保できるものかなという思いがあります。 しかし、議員も御承知のとおり、2月から3月というのは、転入、転出のお客さんが多いです。それから、議会あるいは市民税の申告等、物すごくかさむ時期でございますので、繁忙期にはシルバーの方も活用しながら駐車場の整理をしておりますけれども、現在車社会なものですから、こういう込みぐあい、またうまくきちんとローテーションどおり利用したらいいのですけれども、それがまた2~3時間になったりとかいろんなことあるものですから、この辺についてはどうにかして、役所の敷地内狭いのですけれども、もっと工夫ができないかどうか。その辺は、運用も含めて我々は今検討しておりますけれども、もっと具体的な検討については、またみんないろいろ相談者から知恵をかりながら検討もしていきたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) この駐車場も、やはり体の不自由な方、車いすで車を持たれる方もおります。その人たちのために5台ほどのスペースもきちんと確保されているのでありますが、やはり小さなお子さんを連れて傘を差しながらの利用者等を含めますと、大変不便を来しておると思います。ぜひ庁舎よりには少し屋根を設けるとか、いろんな工夫等も今後考えるべきではないかなと本員は思います。 そして、最後の最後になりましたが、市議が来客駐車場を利用しているという投稿がございました。3月5日、市民会館利用の搬出前に市議関係者が車をとめていたと。その中で、昨年まで私もとめておりましたので、全員が襟を正して市民に迷惑をかけないよう、今後この駐車場の利用を皆さんで考えていただけたらなと本員は思います。 これで以上、本員の質問は終わります。 ○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時48分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時04分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。21番 知念吉男議員の質問を許します。知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 皆さん、こんにちは。日本共産党の知念吉男でございます。質問の前に、東日本大震災の被災地の被災者の方々にお見舞いと、そしてお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。震災地の情報、福島第一原発の事故など、テレビや新聞報道を見るにつけ、深刻な状況に心を痛めております。一日も早い救援、復興を願い、今自分たちができる活動として、日本共産党は先だっての検討会議で救援募金活動に尽力することを決めました。私もそのために尽力することを申し上げて、一般質問に入ります。 まず、1番目に米軍普天間飛行場の危険性と返還の取り組みについて。普天間飛行場の危険な状況は、嘉手納基地のダイバート訓練が激化し、墜落の危険性と騒音は我慢の限度を超えていると思います。今議会においても2度目の抗議決議がされました。危険性と悲痛な叫びが市民からも寄せられているのではないでしょうか。 そこで、12月議会から今日まで、日米両政府に普天間基地の危険性と返還についてどのように要請をされたのか、御答弁をいただきたいと思います。 あとは自席から質問いたします。 ○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。ことしの2月7日、軍転協の県内要請として、在日米軍沖縄地域調整官、それと在沖米総領事に要請をしています。そして、2月8日から9日、県外要請として内閣総理大臣、官房長官、外務大臣、防衛大臣、在日米軍司令官、駐日米国大使に要請をしております。要請内容については、普天間飛行場の県外移設及び早期返還と危険性除去について要請をしております。3点ほど、主な要請として。まず、1点目については、日米共同発表を見直しをして、同飛行場の県外移設及び早期返還に取り組むこと。2点目は、返還するまでの間であれ、普天間飛行場の危険性除去及び騒音軽減について早急に対策を講じること。それから、3点目は、MV22オスプレイについて、沖縄の配備を含め県民に十分な説明を行うこと。 そして、さらに本市独自として2月16、17日において、防衛政務官、外務大臣、各政党への要請を行ってまいりました。その要請内容としても3点ございます。普天間飛行場の早期閉鎖、返還について、2点目が航空機騒音規制措置及び場周経路の遵守について、3点目に普天間飛行場のクリアゾーン問題及びMV22オスプレイ配備について要請をしております。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 当局としても、これまでに今議会で決議された、この抗議決議の内容と同じように、政府関係機関に3つの提案、基地の県外移設、そして返還までの危険除去など要請をされたとの答弁であります。しかし、このような市当局の要請にもかかわらず、鳩山前総理が、米海兵隊普天間基地を国外、最悪でも県外に移すとの公約を裏切って県内移設をアメリカと合意したことについて、日本を守る抑止力だからと説明したのは方便だったとの発言は、沖縄県民を愚弄するばかりか、政府はこれまで県民に基地押しつけのためにこのようなやり方できたのかと怒りに駆られます。 また、ケビン・メア前アメリカ日本部長の「沖縄の人々はごまかしとゆすりの名人、怠惰でゴーヤーも栽培できない。普天間基地は危険な基地ではない」などの発言は、66年前のあの大戦で多くの苦難を体験、66年余りにわたって米軍基地があるがゆえに米軍機による騒音被害、墜落の危険性、米兵による数々の事件、事故等に苦しめられてきた県民、市民を侮辱し、愚弄する。基地を永久に押しつけようとする暴言だと思わずにはいられません。県民、市民も腹の底から怒りを感じているのではないでしょうか。メア発言は、県議会を初め宜野湾市議会やほとんどの自治体で、発言の撤回と謝罪を要求する決議が上げられました。鳩山前総理の方便発言、そしてメア発言について、市長の御見解を賜りたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 市長。 ◎市長(安里猛君) 知念議員の質問にお答えをいたします。鳩山前総理の「抑止力は方便」との発言については、報道取材でも述べておりますが、沖縄に新しい基地がどうしても必要だという理由の一つが抑止力と言われてきました。そのことを否定し、同時に米軍普天間飛行場の県内移設の大義が失われ、私はもともと沖縄に新基地はつくれないと思っております。前総理の発言は、基地問題の新たな前進として取り上げていくべきだというふうに思っております。 また、米国国務省のケビン・メア日本部長の「県民はごまかしとゆすりの名人」や「沖縄人は米軍普天間基地が世界一危険な基地だと言うが、それが事実でないのを知っている」との発言には、憤りを覚えるものであります。日本政府と約束をした騒音規制措置や場周経路の合意事項すら守らない米国が、沖縄県民にゆすり、たかり、怠け者といった前在沖総領事として普天間基地の実態を知っていながら、アメリカ国民、大学生に事実をねじ曲げて言う彼こそ、うそつきの名人としか言いようがない侮辱的な発言だと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 私は、更迭により、この沖縄県民に対する侮辱発言、許されてはならないと思います。沖縄県民の総意は、危険な普天間基地の県内移設反対であります。普天間基地を初め沖縄の基地問題を解決に向けては、これまで市長初め多くの県内の団体が日米両政府に訴えてこられました。しかし、このような暴言、発言が出る裏には、永久に沖縄に基地を押しつける方便だと私は思います。そのような基地押しつけに反対をし、一日も早く普天間基地の危険性を取り除くためにも、この危険性の実態についてのデータや基地被害、そして米軍のブルドーザーで敷きならされた基地建設の成り立ちなど、具体的事実をもって、全国民、アメリカ国民、世界の人々に今こそ知らせる行動を起こすべきではないかと私は思います。 12月議会では、騒音の電光掲示板の提案もしました。これからはインターネットの活用を初め、新聞広告、チラシ、テレビコマーシャルなど、県と共同して沖縄県内の基地を初め、普天間基地のこの実態を事実に基づいて全国に知らしめる、こういう行動も起こすべきだと思いますが、当局におかれましては検討される余地はないかどうか、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。米軍普天間飛行場の危険な実態、基地被害については、本市のホームページで騒音被害映像や基地関連情報、それからユーチューブ等で映像を発信しているところでございます。また、普天間飛行場の危険性のパンフレットと施設概要を毎年作成をして、情報提供に努めているところでございます。さらには、多くの海外マスコミ取材への対応や、全国から本市への各種視察団体の受け入れ等を通して、危険な実態データやパネルを活用し、随時情報発信に努力しているところでございます。議員から、12月議会で電光掲示板の提案や、普天間基地から爆音をなくす訴訟団から要請もいただいているところでございますけれども、検討させていただきたいというふうに思っております。 また、県との共同でできないかとの提案でありますけれども、御提案として受けとめさせていただき、できるかどうか検討をさせていただきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) ぜひ、普天間基地の危険な実態を、市民を初め全国にこの実態を知らせる手だてを今後も検討されていただきたいと思います。 次に進みます。2番目の福祉行政について、国民健康保険制度の広域化問題について。現在、3月3日の県内のタイムス、新報に報道されておりました。国保滞納者で、無保険となったり、そして自己負担がなくて受診を控えたということで、全国で71名の方が亡くなられて、前年度に比べて1.5倍も多くなっているという報道がされておりました。 このように、今、国民健康保険税財政は非常に大変厳しい状況、そして長引く不況のもとで、市民、県民の国保滞納も多くなっているというそういうもとで、今、国は、国保の加入世帯の全年齢を対象にした国保の広域化を進めるとしております。広域化支援方針の目的、方針は、県から示されていると思いますけれども、県では広域化を進める方針が決定しているのかどうか、まず御答弁をお願いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) 知念議員の御質問にお答えいたします。ただいま沖縄県は、平成25年度じゅうに向けて、広域化等の支援方針を策定中でございます。この広域化支援方針の目的は、保険財政の安定化や、保険料の標準化の観点から、これまでも医療給付費の多寡や所得の差異に着目した、国、都道府県及び市町村による公費の投入、医療保険制度全体あるいは市町村国保間での財政調整等がなされておりますけれども、まだ不十分であることから、広域化の取り組みとなっております。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 財政体制が不十分なことから広域化が進められようとしているという答弁かと思いますけれども、現在、宜野湾市の国保加入者の滞納状況など保険証のない方々が何名いらっしゃるか、まず御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時22分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時23分) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。宜野湾市の滞納者ということで1年間の短期保険証を交付しているのが2万6,456人でございます。短期証の発行世帯については、最新の平成22年10月6日時点で5,656世帯、保険証切れが1,246世帯ということで、保険証切れについての各世帯への切りかえの案内をしているところでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) あと1つ。国保税の法的な7割、5割、2割減免というのがありますね。この減免を受けていらっしゃる世帯は何名いらっしゃるか、御答弁お願いします。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。平成21年度の決算でお答えいたしますと、加入世帯が1万8,607世帯、被保険数が3万3,391人、7割軽減が7,152世帯、5割軽減が1,496世帯、2割軽減が2,160世帯で、軽減世帯の合計が1万808世帯となっておりまして、全体の58%を占めているところでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 国保加入世帯は、今でも失業者あるいは低所得者層が多く加入している。このように軽減される世帯も58%という多くの方々が減免をされております。そして、平成23年度の国保会計予算を見るだけでも、宜野湾市は7億5,976万7,000円というその他一般会計繰り入れがされております。このように軽減のされている世帯も多いもとで、各市町村が一般会計からの繰り入れがなければ現在でもこの国保財政はやり切れない。そういう事態だと思います。多くの自治体が、このように繰り入れで今乗り切っている状態。このような赤字を抱えた地方自治体、一括に県でまとまれば、この国民健康保険の財政がうまくいくのか、このメリット、デメリットが本当にあるのかどうか、どのように示されているか、もう一度御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時27分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時28分) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。広域化のメリットにつきましては、国保税の目標収納率に対する国のペナルティーがなくなります。また、市町村国保の脆弱な財政基盤を安定した県財政とすることができるなどのメリットがございます。デメリットといたしましては、全国知事会は、赤字構造の問題を解決しなければ、都道府県という巨大な赤字自治体をつくるだけだと懸念をしております。また、都道府県単位での保険料の標準化を進めていく場合の困難さが指摘されております。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 今、部長が答弁にもありましたように、全国の自治体でこの赤字が問題だと思うのです。この赤字自治体が一緒になって、この財政を、ではどこから来るかというと、先ほどペナルティーがなくなるというような答弁もありましたけれども、これは中間表決の又吉委員長報告にもありました。この収納率が目標に達しない場合でもペナルティーがなくなり、逆に収納率が達成されると交付金が交付されるというようなことだと思いますけれども、こういうことでこの広域化になれば、全自治体でペナルティーがなくなって赤字がなくなるということはないと思います。 現在のこの国保の財政赤字というのは、1984年以来、国の負担率が毎年のように引き下げられて、当時は医療費の45%だったのが現在は36%まで国の負担が引き下げられているのが大きな原因であると思います。一般会計の繰り入れを除けばほとんどの市町村が赤字であり、財政難の国保を寄せ集めても財政が改善する見込みはないと思います。住民の暮らし、健康を身近に守る市町村の役割を放棄するのが、この広域化ではないかと思います。私はこの広域化は反対をして、国庫負担をもとに戻すことこそ求めるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。市長の御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時32分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時32分) 市長。 ◎市長(安里猛君) 知念議員の御質問にお答えをいたします。市町村国保の脆弱な財政基盤を安定した県財政にするという広域化は、市町村としては賛成であるという意見が大多数でございます。ただ、全国知事会としましては、赤字構造の問題を解決しなければ都道府県という巨大な赤字自治体をつくるだけだと。厚労省の国保に対する公費拡大がなければ、広域化に伴う後期高齢者医療制度の統合に反発をしている現状でございます。議員のおっしゃるとおり、国庫負担を拡大してもらうための要請については、県市町村会、全国知事会等と足並みをそろえていきたいというふうに考えております。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 広域化問題は、後期高齢者医療制度も地方自治体の保険者ではなくて広域化のために、身近な市民の医療がわからない。これが国保に、また後期高齢者医療制度と同じように広域化によって市民の生活、健康状態が遠く離れたところにいく、そういうことも私はデメリットだと思います。そういう意味で、何よりも今、市民が国保税が高過ぎて払えない。今でも四苦八苦しているこの生活状態を解決するためには、国の負担分を増額するという約束がない限り、この広域化は進められてはいけないものだと思いますので、ぜひ全国市長会等で市長の思いを、この地方自治体の思いを伝えていただきたいと思います。 次に進めてまいります。子ども・子育て新システムについて。現在でも保育園に入りたくても入れない状況が続き、保育所入所の要求は高まるばかりで、親の働き方にかかわらず、子供が健やかに育ってほしい願いはみんな同じだと思います。格差と貧困が広がる中、すべての就学前の子供の発達、成長、生活をひとしく保障することが今求められています。新システムで提起されている保育制度問題は、憲法、児童福祉法の平等主義が守られているでしょうか。まず、この新システムの内容については、幼保一体化、幼保一体給付創設などについて、県や国から要綱や指針が示されているかどうか、御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。子ども・子育て新システムは平成22年6月29日、内閣府の少子化社会対策会議におきまして、子ども・子育て新システム基本制度案要綱が決定をされております。ただ、国、県からの市町村に対する要綱や指針について、正式な通知はまだ届いていない状況でございます。同制度の案、要綱では、幼稚園、保育所、認定子ども園の垣根を取り払い、新たな指針に基づいて幼児教育と保育をともにする子ども園に一体化することとしております。 また、平成23年度に法案を提出し、国及び地方の財源を確保しながら平成25年度の施行を目指すとしておりまして、市としましても今後とも国や県の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 新システムの要綱や方針はまだ届けられていないという答弁であります。これはまだ法案が提出されていないということだと思いますけれども、こういう方向に、今、進められようとしているということであると思います。 この幼保一体化というものは、現在の幼稚園の中に保育園も一緒にということだということで私は理解しております。そういうふうになれば、現在でも待機児童数は増加しております。そして、保育問題は、これまでの公立への国の措置費が交付税の中に取り入れられて、今、保育措置費が非常に厳しい状況にあると思います。そして、自公政治のもとでも現在の保育の入所定員数が年度初めに15%、そして途中で25%増をというようなことでこの緩和策が取り入れられて、今でも保育所はきゅうきゅうとしている状態のもとで、このシステムの中身を見ますと、こういう定員の枠がますます緩和されて、保育所に流れると。そして、何よりもあと1つの問題は、地方自治体が保育から責任、義務がなくなるということが言われておりますけれども、この辺は御承知されているかどうか、御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。この新システムの目的としましては、すべての子供の良質な生育環境の保障、それから出産、子育て、就労の希望がかなう社会、仕事と家庭の両立支援で充実した生活ができる社会、それから新しい雇用の創出と女性の就業促進、活力ある社会という4つの社会を実現することとされておりますけれども、今現在、子育て関連の国庫補助金、負担金をすべて一元化して市町村に交付することになっておりますので、これまでの補助金のあり方等は変更されていくと思います。 それから、今、保育所の入所等につきましては、市役所の保育課の窓口でその手続をしておりますけれども、それが多分、今後、各保育所で入所の手続、それから保育料の徴収というような形になっていくと思いますので、確かに役所の業務は軽減化されて各保育所での事務がふえていくことになろうかとは思いますが、これはまだはっきりしたことではございませんので、このような予想をしているところでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 今、部長が答弁されたとおり、現在は保育園への入所申請は役所窓口ということで、この保育料も役所のほうで定められていると思います。これが子供を持つ親が個人で保育所を選び、そして入園料も決めていくということで、役所ではただ保育に欠ける認定を、あるいは時間などを認定をしてやるというだけのことに変わると言われております。そうなれば、現行の保育に欠けた子供を保育をするという義務がなくなって、難しい子供であれば入所を断ることも保育所でできるというようなことになって、保育に欠ける子供たちが平等に入所できなくなるというようなことも出るのではないかと私は懸念をしております。そうではなくて、やはりこの国と自治体が共同で子供の視点に立って現行制度を拡充する、保育所をもっと公立をふやしていく、そして子供の生活圏を、地域性を踏まえた持続可能な子育て支援が求められていると思います。現在でも保育所が足りない、多くの親の悩みがあります。この新システムが制定されて、ますます待機児童が入所できない方向にならないように、私はこの新システムを制定される前に、この現在の地方自治体の保育問題、子育て問題を上のほうに上げるべきだと思いますけれども、市長、この点について御見解をお願いしたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 市長。 ◎市長(安里猛君) 知念議員の御質問にお答えをいたします。まず、知念議員の御意見であります、子育て支援の拡充の問題等については、先ほど福祉部長が答弁をしましたように、国、県の動向については注視をしていきたいということは冒頭申し上げておきたいと思いますが、宜野湾市にあっては、これまでもそうですが、幼稚園における2年保育、そして3年保育への移行等の準備が進行中でございます。そういった中で、待機児童の解消に向けた保育サービスの拡充に向けて取り組んでまいりました。 そういった中で、今回の新システムというのが、やはり地域の実情に合った形で、そして子育てをする親の支援ということにつながっていくべきだと思っておりまして、少子化に伴う全国の流れはございますが、宜野湾市においては、まだまだ保育所においても需要の高い事業でございます。そういう意味では、この高い待機児童を抱えた宜野湾市としましては、やはり認可保育園を増設し、子育ての環境を整えていくことが当面の課題だというふうに思っております。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 私は、この国民健康保険制度の広域化についても、この子ども・子育て新システムについても、やはり国の財政的負担を住民あるいは地方自治体に強化させるような、国の財政緩和になるのではないかということで大変危惧をしておりますので、ぜひこうならないように地方自治体では頑張っていただきたいと思います。 次の質問に移らせていただきます。市営住宅の整備計画について。宜野湾市では、伊利原団地建てかえの事業が進められておりますが、この建てかえ後の整備計画について、そして公営住宅法に基づく計画はあるのかどうか、まず御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。今現在進めている市営住宅の建てかえについては、伊利原のA、B棟を取り壊して、その建てかえ事業をやって、さらに1期工事分が終わった後に今度2期工事として伊利原のC、D棟の取り壊ししていくという形の計画を進めてございますが、この伊利原市営住宅の2期工事終わった後の公営住宅法に基づく整備計画という御質問だと思いますが、今のところ、私どもの計画としては、今現在進めている市営住宅の整備計画が平成27年度で終わる予定していますが、それ以降の具体的な計画については、まだ明確にその具体的な計画は立ててはございません。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 公営住宅法第1条には、「国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、又は転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする」と述べられておりますが、この公営住宅、市営住宅を建設あるいは賃貸するというこの法律に基づいて、国からの援助はどのようになっているか、御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時48分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時48分) 建設部長
    建設部長稲嶺盛政君) お答えします。今現在進めている伊佐、伊利原の市営住宅の建てかえ事業については、公営住宅法に基づく建てかえということでございますが、その基本的な補助率としては70%でございます。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 今、市営住宅に入居希望者が非常に多いと思います。現在の市営住宅整備状況、空き家待ち、あるいは募集、入居の状況について、まず御説明をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。平成22年度までで私どもが管理している市営住宅の総戸数は、328戸でございました。ただ、今回、伊利原のA棟、B棟、それが48戸取り壊してありますので、今現在私どもが管理している戸数としては280戸ということになります。 あと、空き家待ちのお話がございましたけれども、その伊利原のA棟、B棟、それを取り壊す段階で、そこに居住している方々、その方々を仮移転させるために、平成19年度からは空き家待ち募集は実施してございません。ただ、平成18年度まで空き家待ち募集を一応実施はしましたけれども、平成18年度で空き家待ちで待って入居されたのは9戸でございます。そして、今私どもが事業を進めている伊利原の市営住宅建てかえ事業等が平成27年度に完了しますが、これについては、14戸、改築する予定の分にプラス14戸ということで事業を進めてございますので、それが完了した場合については、またその14戸分、私どもが管理している市営住宅の戸数がふえるということになります。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 現在、市民から市営住宅の入居申し込みは受け付けていないと言いますけれども、市民がこれをほとんど知らない。市営住宅に入居したいという申請をされに窓口に来られている方、こういうものを記録されておりませんですか。入居希望者、現在どのぐらいおられるか。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時52分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時52分) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) 今現在、私どものところに来た空き家待ちとか、そういった形で来られた方の人数というのは、正直申しまして、総トータル、そういったものの把握はしてございません。 ただ、市営住宅等については電話連絡等とか、かつて平成19年度において、毎年そういった今まで空き家待ち募集しているけれどもということで、その中で私どもは市民への広報ということで、19年度以降空き家待ち募集については、しばらくの間はやらないということで広報もしてございます。ただ、それが行き届いていないという云々も若干あるかもしれませんが、ただ私どものほうの窓口、電話等の問い合わせ等に来られた場合については、空き家待ち募集、今のところはしてございませんということ、市営住宅の建てかえということで。ただ、これから空き家待ち募集、平成23年度からは実施していこうとは思っています。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 皆さんから平成18年度の宜野湾市市営住宅空き家待ち募集入居状況というものをいただいておりますが、その当時の応募者数が242名、当選者が42名、入居者9名ということで、圧倒的に入居できない方、市民が多いわけです。この後、募集もされていないわけですから、掌握されていないということですが、私たちのところには、なぜ宜野湾市は入居募集しないかということで、先ほど部長が答弁されましたように、今伊利原団地の市営住宅建てかえ中ということもあってあきがないというようなことで説明をしているわけでありますけれども。このように18年の時点で多くの市民が待っていらっしゃるということがあるわけですから、この住宅法に基づいてやはり市営住宅の増設、あるいはそうでなければ、この法律にもありますように、民間アパート、マンションなどを市営住宅として活用して、こういう低所得者への家賃補助など図られるべきだと思いますけれども、このような考えはないかどうか、御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。今まで空き家待ち募集、平成19年度から実施していなくて、その募集をなぜしないかという云々の話については、私どものほうにもその電話等の問い合わせ、直接訪ねてこられた市民の方々、そういった方々も実質おられます。ただ、その実数、総数を私どもについては統計として把握していないということで、ただそういう方々には説明して、平成23年度からは空き家待ち募集は実施しますというお話は、一応説明はしてございます。 ただ、今御指摘の公営住宅法に基づいて民間アパートを借り上げて市営住宅としてという云々のお話もございますが、ただそれについては、私どものほうとしては、沖縄県内の自治体においても、民間アパートを借り上げて市営住宅としてやっていくという実際の計画、具体性、県内の自治体等についても私どもは問い合わせ等もやって、皆さんも検討しているかどうかも踏まえて確認した経緯はございますが、どの自治体も、今のところ、まだそこまで具体性の計画を持って取り組もうという形の自治体はございません。本市においても、民間アパートを借り上げてそれを市営住宅として市民に提供していくことについては、今のところその検討はしていないというのが現実であります。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時57分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時57分) 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時58分) △午後の会議 ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き21番 知念吉男議員の質問を許します。知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 市営住宅の問題について、沖縄県内においては、買い取り、借り上げの公営住宅はないようでありますが、他府県においては例があるそうですので、ぜひ調査研究されて考慮していただきたいと思います。 公営住宅の問題で最後に、高齢化社会の中で、今高齢者の方々の独居老人は、アパート、住まいを探すのにも大変苦労されているようです。こういった意味では、このような市営住宅に独居老人に考慮された住宅があるかどうか、御答弁をお願いしたいと思います。なければ、今後考慮されるようにお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。確かに市営住宅に入居できるのは、同居できる親族がいるということが基本的な前提ではございますが、ただし高齢者等々については、単身でも入居できるような制度にはなっています。本市においても、いわゆる単身者用の戸数というのも一部確保はしてございます。ただ、その分については、今現在、実際埋まっているという状況が多いものだから、空き家待ちで募集しても、その単身者分のあきが出るということは、今のところ余りないというのが現実でございます。 ただ、独居老人についてもそうですけれども、いわゆる住宅の困窮で一人世帯、そして多くの子供たちを抱えているとか、そういった場合については、抽せんする場合に、ある程度の優先的な配慮は今後検討していくつもりではございます。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 高齢者の皆さんの住宅の需要も多くなっていると聞いておりますので、ぜひ引き続き考慮されていただきたいと思います。 最後の下水道整備事業の進捗状況について、整備状況と接続状況について。あと1つは、下水管布設面整備がされている地域における未接続世帯への接続周知及びその接続していない理由の調査、掌握はされているかどうか、まとめて御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。本市の下水道の面整備率につきましては、平成21年度末で91.38%、水洗化率は96.61%になっています。そして、その整備したところにおきまして、未接続世帯というのですか、それに対しては下水道の普及嘱託員を配置して家庭訪問等を実施し、下水道加入の促進を図っております。 そして、また先ほど御質問がありました未接続世帯の未接続の理由についてでございますが、接続されてない方々は、自分たちで設置しました浄化槽、その浄化槽が機能しているために接続に消極的というのが、実際の今の未接続の理由の主な原因ということになっていると思います。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 未接続世帯の多くの理由が、この個人浄化槽による理由だということであります。個人浄化槽においても定期的に清掃、あるいはこれを動かすモーターの修理、故障等の問題で経費はかかります。長い目で見れば、接続をしたほうが経済的には効果もあるかということも考慮しまして、この接続できない方々は、また接続のための経費にも経済的な問題もあると思いますので、下水道の接続に対する貸付金の制度ではなくて、これにも助成制度を設けていただいて、この中小業者の仕事起こしもあわせて接続率の効果、経済効果を上げたらどうかという提案でございますが、検討されたことはありませんか。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。先ほど知念議員の御質問の中でありましたけれども、下水道の貸付基金の制度が本市においてはやっておりますが、その貸付基金の実際の活用についても、平成20年度で18件、21年度で9件、そして22年度も6件等の、実際貸し付けの制度を利用して貸付制度を行っていますが、それ以外に助成制度についてという御質問でございますが、私どもについては、その貸し付けの基金の制度、これについても私どもの要綱の中では最高額で80万円までの貸し付けのそういった制度もある以上、今のところ浄化槽の助成という形での基金制度以外の助成制度については、今のところ検討はしていません。 ○議長(呉屋勉君) 知念吉男議員。 ◆21番(知念吉男君) 12月議会で提案しました住宅リフォームへの助成制度と同じように、この下水道接続にも助成をすれば、また中小業者の振興にもなりますし、経済効果も大きいと言われておりますので、ぜひ検討されていただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(呉屋勉君) 以上で21番 知念吉男議員の質問を終わります。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時38分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時39分) 引き続き一般質問を行います。次に、8番 知名康司議員の質問を許します。知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 皆さん、こんにちは。議席ナンバー8番の知名康司です。ただいま議長からの一般質問の許しをいただきましたので、順番を追って一般質問をさせていただきます。 その前に、3月11日に、東北近海においてマグニチュード9という大規模な地震と大津波によって、東日本の地方の人たちが住んでいる家屋を失い、また身内、友人、知人も失うという大きな被害に見舞われております。加えて原発の事故により避難せざるを得ないという、つらく、苦しい、耐えがたい状況に置かれております。亡くなった方への御冥福を祈りつつ、「がんばれ東北、がんばれ日本」を合い言葉に、これからの復興に期待するところです。 本市も早目に対応し、議会も動き出し、民間も動き出しております。ウチナーらしいゆいまーるのチムグクルのもとでできることは大いに協力し、見える形での心遣い、思いやりを発揮したいものです。 それでは、一般質問に移らさせていただきます。まず、安里市長の施政方針の中からまず何点か質問させていただきます。 初めに、施政方針の中で今回真栄原二丁目、通称新町と言われておりますけれども、そこの新設の道路整備事業が新規事業として盛り込まれております。市長及び当局側に対し、大変感謝するところです。御存じのように、平成20年から21年と2年間に及ぶ新町の環境浄化運動の結果、売買春をする店舗はほぼなくなったように思われます。そこで、現在の真栄原環境浄化の状況をお聞きしたいと思います。あとは自席にて質問させていただきます。 ○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今、通称真栄原新町歓楽街の状況につきましては、宜野湾警察署によりますと、現在スナックとして営業している店舗が3軒、それから居酒屋として営業している店舗も3軒と、現在6店舗が営業を行っているということで情報を得ております。 そして、現在、風俗店として営業を行っている店舗はないということでありますけれども、ただ警察署におきましては、スナックとして営業をしておりますけれども、この店舗が違法行為をしていないかどうかと、そういうことも注意しながら今パトロールを行っている状況であるというふうにおっしゃっていました。 それから、また昨年行われました通称真栄原新町環境浄化市民総決起大会以後につきまして、女団協や、宜野湾警察署による合同パトロール行動、ほかにはまた警察との情報交換を行い、これからも地域住民や市民団体、そして警察が一体となって連携を図り、引き続きまた環境浄化に向けて取り組んでまいりたいと、そういうように思っております。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 先週の17日の防犯パトロール、本員も参加したのですけれども、そのときでも居酒屋1軒、あとはスナック3軒ばかり明かりがついていて、確かに営業はしておりました。部長の答弁では問題ないということで理解してもよろしいですよね。 ○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。問題ないということではなくて、これからも引き続き、そういった警察、そして行政側、そして各種団体、女団協等含めてこれからもずっとそういうふうに、その環境浄化に向けて合同でまた取り組んでいきたいということで、まだまだそういうふうに何軒か残っておりますので、それについてはすべてなくなるまで続けていきたいというふうに考えております。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) わかりました。今年度、真栄原地内道路整備事業として、約144万9,000円の予算がついております。全額委託事業で実施する事業ですが、質疑の段階でも大城議員からもありました。再度お伺いいたします。どういった事業内容でしょうか。御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。道路事業ということで予算、委託費ということで計上させてございますが、先ほど市民経済部長からもありました真栄原新町、通称新町の浄化運動ということで、その効果が上がってきた中で、私どもも県の土木建築部にお伺い立てて、道路整備できないかどうかという云々を、これまで何度か一応要請してきたのでございますが、その中でどういう形、どういう線形で入れるのか、どういうのをとるのかが明確でないと、県としても具体的にお答えできる範囲ではないということもあったものですから、私どもとしましては、その道路の整備、道路を入れていくという形、街づくりという観点から、その線形、そういったものを検討していくということで、概略設計費として、新年度予算には、知名議員御指摘の144万9,000円を委託費として計上してございます。 この内容は、先ほども申し上げましたけれども、概略設計業務委託としての計上で、その業務内容については、最適な路線、線形を選定することを目的としています。その後、その成果に基づき計画道路の住民説明会等も一応検討していって、そしてその道路線形を決定し、事業着手に向けていこうということで、今、委託料を計上してございますが。その概略設計というものの内容ということでございますが、地形図、そして地質資料、現地踏査結果、文献及び設計条件等に基づいて可能と思われる各線形を選定し、それの度量計算、主要構造物の数量、概算工事費等を積算して、比較案並びに最適案を提案して線形の決定を行っていく業務でございます。それに基づいて私ども、上級官庁のほうに補助金で対応できるかどうかも踏まえて調整、その協議に向かうということで、それが了解得られれば、実際の事業着手に向けて動いていこうということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) ありがとうございます。真栄原地域の住民が非常に気にしているところなのです。環境浄化運動はこれはしようがないでしょう。今後はどうするのか。その辺を非常に見きわめておりますので、何か手を加えないといけない。そういうふうにしないと、行政側のやった行為というか、これは評価しますけれども、今度はどういった街づくりをしようかということが、非常に周辺の皆さん方は気にしておりますので、どうぞこれが第一歩だと思い、ぜひ頑張ってください。施政方針の中で取り入れております。内容的には大規模な事業になる可能性もあり、今後はそれなりの予算もかかるかとも思います。ぜひとも県とも相談の上、地権者、周辺住民等の了解も得ながら、この事業をぜひ進めていただきたいものです。今後の街づくりに向け、ぜひ市長の考えもお聞かせください。 ○議長(呉屋勉君) 市長。 ◎市長(安里猛君) 知名議員の御質問にお答えいたします。やはり長い間懸案となっていました通称新町の地域については、子供たちの通学路にもなっているということもありまして、早目に環境浄化に向けて具体的な作業に取り組まなければならないというふうに思っております。建設部長からもお答えをしましたように、今回の概略設計を踏まえて、早目の事業が着手できるよう取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいものです。 続いて、施政方針の中の2番の佐真下3号公園整備事業につきましては、ちょっと時間があればやります。 それをちょっと飛ばして、3番の風景づくり推進事業について聞かせていただきます。風景づくり推進事業、今年度、またこの事業も新規の事業でありますが、国の補助金391万1,000円を活用した事業、トータルの予算で言いますと、652万8,000円が計上されております。風景づくり推進事業、余り聞きなれない言葉ではありますが、その目的としているのはどういったことでしょう。御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。風景づくり推進事業の目的という形で御質問だったと思うのですけれども、この内容については、この補助金、その事業というのは、沖縄振興計画後期展望ということで、平成19年3月に沖縄振興審議会の中で、展望を踏まえた沖縄らしさを生かした県土づくりを進めるため、また住んでよし、訪れてよしの観点から、街づくりと一体となった魅力的な観光地づくりを進めるため、沖縄県内各地域におけるその取り組みを支援するための補助制度を確立し、もって沖縄における風景づくりを推進することを目的として、その助成をするということで補助金の交付要綱の目的がございます。それに基づいて、本市においても、先ほど御説明した沖縄県で風景づくり、振興計画の中でうたわれたような形で、そういったことで宜野湾市においても、これからの景観形成、景観行政団体ですか、そういったものに向けて次年度から3年度計画でその事業を進めていこうと思っています。その初年度分については、先ほど知名議員のおっしゃった予算ですけれども、24年度においてはその景観計画案、それを作成し、さらに条例案を作成していこうと思っています。そして、最終年度である25年にはその景観ガイドライン、そしてリーフレット、景観計画のまとめ、そして景観形成の条例、そういったものを委託して整備していこうということで、事業の計上ということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 今年度から25年度までの3年の計画で、沖縄らしい、宜野湾市らしい風景づくりを進めるということで理解しました。既に平成20年度でもって実績が6市町村、21年度実績で16市町村、22年度予算内示で22市町村ということでどんどんふえておりますが、こういった情報は、本員としては、できれば早目早目に、なるべくアンテナを張りめぐらしていろんな形での情報収集というのか、いろんな形でできると思うのですけれども、早目早目に取り組んでいただいて、もう既に20年で実績が出ているところがあるのです。そういった面では早目に対応していただきたいと思いますけれども、ほかの事業にも関連してくると思うのです。そういった面での取り組み、今後は市当局側としては頑張っていただきたいと思いますけれども、その辺の答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時58分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時58分) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。確かに私どもの取り組みが遅かったというお話になりますと、確かに私どもはそれについては大変申しわけないとは思っています。確かにこの事業については、既に計画案が作成された市町村もあるやに聞いています。ただ、それはどこが作成したかについて、はっきりした資料としては持っていませんが、ただこの事業も平成23年度か24年度までの事業だったということで認識はしてございます。ただ、私どもがスタッフ等含めてその事業も取り組もうということでやって、県と国との調整した中で、平成23年度から私ども事業を始めた場合、その事業の終了年度までは、国、県としてはその補助制度は十分そのまま継続して対応もしていくということで伺って、私どもは今回の事業の提案ということでございます。 先ほど知名議員もおっしゃった、アンテナ張りめぐらしてそういったことも対応できるようにしてもらいたいということについては、私ども十分その辺について認識して、今後その辺については十分注意してまいりたいと思っています。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) ぜひ頑張っていただきたいと思います。今後は沖縄らしい風景、将来的にも普天間基地の跡地利用とも関連すると思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。 1つ参考程度に。この前、日曜日の琉球新報に載っている、粟国村での県道185号、向こうでチカノウと言っています。その景観づくりということで、多分これもその中の一部だと思います。2009年から10年度にかけた取り組みで、延べ100人以上が参加し、通り沿いの除草や石垣づくり、植栽作業などに当たり、見違えるようにきれいになったということで、景観づくりに取り組んでおりますけれども、住民も、とにかくそういった街がきれいになればいいという考えの強い方が、本員も含めてたくさんいると思うのです。そういった行政だけでなくて周辺の住民も集めてみんなでやろうということで、そういった形での進め方でいいのではないかと思いますけれども、ぜひ進めていただきたいと思います。 それと、次は4番の移動図書館の充実についてでありますが、近年、パソコンやiPad、電子辞書など電子機器が普及し、大人も含め、特に子供たちの文字離れや本離れが顕著になりつつあります。本市においても、我如古地区にある市民図書館の市民サービスへの手段として、いわゆる移動図書館「ちゅらゆめ号」があると聞きました。そこで、お尋ねしますが、その「ちゅらゆめ号」の導入の時期と目的をお尋ねいたします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。宜野湾市の図書館、本館が平成3年の11月にオープン、供用開始をしております。ところが、反対側といいますか、図書館から1キロ以上、あるいはまたそれ以上離れた市民に対して、十分な図書館としてのサービスがなかなか充実できないということもありまして、できるだけ市内何カ所かにおいて分館ができるまでの間という位置づけで、平成14年3月に移動図書館としてその事業をスタートしてございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 平成14年にスタートしたということで。この移動図書館は巡回ですので、どうしてもその巡回場所があると思いますけれども、それ現在は何カ所なのでしょうか。御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。現行はステーションという呼び方をしているのですけれども、ステーションを設置する場合にも一定の条件がございます。というのは、本館からとにかく1キロ以上離れた場所であるということと、そしてこれ3.5トン車の車両でございますので、その駐車スペースが確保できること等々を含めた場合に、可能な限り公共施設ということで、現在までは、例えば自治会事務所であるとか、給食センターであるとかという形で、特に公共施設的なところでステーションを確保してきております。 当初の段階では、平成14年段階で17ステーションで実際にはスタートしてきておりますけれども、現段階においては、先ほど申し上げた自治会等、市の公共施設等含めて22ステーション設置をして、巡回して活動しているということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) わかりました。22ステーションですね。そのちょっと内訳見たのですけれども、13の自治会、それと各小学校、大謝名、大山、普天間第二、普天間小学校と4カ所あります。それ以外は公営施設で、全部で22カ所あります。 まず、次の質問へ行く前に、移動図書館の年間貸し出し数もお聞きしたいのですけれども。年間貸し出し数、推移的には20年、21年でお願いします。この2年です。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) では、知名議員にお答えいたします。まず、20年度の実績といたしまして、貸し出し冊数で4万103冊です。利用者数として1万1,867名。そして、21年度の実績として3万8,823冊、あと利用者数として1万1,164人ということで、若干実績等が下回っているのですけれども、ただ21年度において、野嵩3区自治会事務所のほうで車両の進入に支障を来すということがあって、1ステーションを廃止したという経緯がございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 冊数を聞いたのは、当然巡回しますから、巡回のステーションの数が多くなれば当然貸し出し数も多くなるということで、多分、比例的にはそうなると思いますので。本員としては、今後、本館、分館、そういった形での箱物というか、余り期待できないところがありますので、その辺を補うためには移動ステーション、それをぜひ大いに活用していただいて、ステーションの数もふやせば当然貸し出し数も多くなるし、そういった市民ニーズにもこたえる形になるのではないかと思っておりますけれども、その辺いかがでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。我々といたしましては、先ほど申し上げました、例えばステーションの条件として図書館から1キロ以上離れた場所であるということと、同じステーションからさらに今度はまた500メートルの離れた場所であるということと、そしてその中に先ほど申し上げた「ちゅらゆめ号」の駐車場としてのスペースが確保できるところ、あと交通面においても何ら安全で支障がないというような条件があって、地域または市民からの要望があればできる限りそのステーションをふやして、市民サービスのこれからまた推進に取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) このステーションの稼働日のほうを見ますと、水、木、土、日の各ステーションにいる滞在時間といいますか、それは40分になっております。曜日にちょっとばらつきがあるものですからそういった質問しますけれども。まず、普天間第二小学校、木曜日の1時半から2時10分まで。これが1カ所なのです。1日に1カ所。あとは、大山小学校、これも木曜日1時20分から1時50分まで。ほかも2カ所のところもありますけれども、そういった稼働日も含めて時間。例えば、午前の分もあるのです。実際、3カ所ばかりは午前で回っている地域もありますので、そういった点で1日に多いところで3カ所回る地域もありますし、2カ所もありますから、その辺の今後の検討課題になるのではないかと思いますけれども、いかかでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。確かに御指摘のとおり、実績からしても、今知名議員がおっしゃったそのとおりになっておりますけれども、ただ巡回の計画の中でも基本的には2週間ごとという1つの基準を設けておるようでありますので、例えばその22ステーションを年間ローテーションで回っていくと、先ほど御指摘のあった1日に1カ所のところも何カ所か出てきてまいりますけれども、またある月によっては2回、3回という形で、公平性の中で、ローテーションの中で一応そうなっているということで御理解いただきたいと。 そして、今時間帯の件ですけれども、例えば特に午前中の場合には学校以外の施設。学校については、午後以降あるいはまた土日とかそういった形で、特に午前中であれば学校とかそういったものに支障がないような公民館であるとかほかの公共施設、学校に支障のないようなところという形で時間帯は一応は調整をしてございますので、今後もまたその手法については調査研究をさせていただきたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) では、移動図書館については最後の質問になりますけれども。今月の3月26日に市民図書館の協議会が開かれまして、その中で、ステーションの増設ということで要望があるのです、宜野湾小学校なのですけれども。そこのほうもぜひ検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。先ほど申し上げたステーションの設置条件に合致をして、例えば子供たちであるとか地域からの要望があれば、それにできるだけこたえていきたいというように思っております。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 続いての質問にまいります。我如古地域の農住組合土地区画整理事業についてでありますが、まず我如古4丁目はどの位置にあるかと申し上げますと、JA我如古支店のちょうど裏手のほうです。現在は袋路になっている場所です。敷地面積でいいますとおよそ1.7ヘクタール。農住組合事業は、農業、農地所有者の土地利用意向を踏まえ、市街化区域内農地を活用し、計画的に良好な住宅、宅地を供給していくためのまちづくりの事業であるとされております。農地の有効活用の面からいいますと、個人で行うには多くの困難が伴う問題のある地区、まさしくこの地区でありますが、共同して取り組むことで行いやすくなるとともに、JA、行政によるノウハウの提供あるいは財政的支援を受け、安全で住みよい優良な住宅、宅地の供給をするとなっております。組合の設立申請期限がことしの5月19日までとなっております。そこで、我如古4丁目農住組合による、現在どのような状況で、どの程度が進んでいるでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今の我如古4丁目農住組合の設立の経過がどうなっているのかというようなことだと思うのですけれども。宜野湾市我如古4丁目農住組合につきまして、平成23年1月19日に設立総会において各議案審議が承認をされまして、そのことによりまして宜野湾市に同年1月31日付で農住組合設立認可申請書についての進達依頼が、発起人の崎間さんのお名前で宜野湾市長に提出をされています。それに基づいて、同年2月7日付で宜野湾市より沖縄県のほうに進達をしまして、その後同年3月15日付で沖縄県知事より認可の決定書が交付されております。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 認可がおりたということで、いよいよ本格的な作業に入りますけれども。これまで、平成21年1月29日の第1回勉強会から始まり、さまざまな取り組みをしております。行政への働きかけ、あとは7月とかに第1回目の宜野湾市農住組合連絡調整会議、これは市の主催になっておりますけれども、約2年かけて勉強会が5回、宜野湾市役所関連部署との意見交換会も2回、国、県、市、JAによる意見交換、現地調査も行っております。あとは、宜野湾市役所とJAとの意見交換会も3回、地権者の説明会も4回行っております。そういった形で、非常に組合としても動き出しておりますし、今後はまちづくりの観点から基盤整備実施に向け行政との調整、協議も行うと思います。スケジュール表から見れば、多分5月から関係各課に要請に伺うと思います。その中で、行政側としてはどういった支援を今後はしていただけるのでしょうか、答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時20分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時21分) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。今知名議員御指摘の内容について、私どもの建設部で対応すべき内容というのが、具体的に私どものほうにまだ上がってきてはございませんが、ただどうしてもそういった区画整理とかそういった基盤整備していく中で、下水道とか、私どもが協力できる道路とか市道云々であれば、十分その辺については関係部局、市民経済部とも協議しながら対応していきたいとは思っています。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) その場所は、以前から懸念していた進入路の確保、組合員も全員同意ということで、非常に事業が進んでいる地域であります。本市でも初めて取り組む農住組合による土地区画整理事業、この事業の進展いかんによっては、今後の大山田いも地区の農住組合事業にも影響しかねないと思います。住みやすい良好なまちづくりに向け行政でできることは大いに協力していただき、また御支援のほうもよろしくお願いいたします。 次に、学校体育施設開放事業の運営のあり方のほうの質問に移らさせていただきます。今回、夜間照明のほうが使用料を取るということでなっておりますけれども、まずその前に、学校体育施設開放事業そのものの経緯をお尋ねいたします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。今本市で取り組んでいる学校開放事業の経緯でございますけれども、これは実は昭和51年6月に文部事務次官通達というものがございました。その通達書の内容を読み上げますと、例えば、生活水準の向上や自由時間の増大等によりスポーツ活動に対する国民の要求は急激に高まりつつある。このような地域住民の要請にこたえるためには、公共のスポーツ施設を計画的に整備していくとともに、学校教育に支障のない限り学校体育施設の効率的な利用を促進する必要があるということで、先ほど申し上げた51年6月に文部事務次官通達がございました。 それを受けて、本市は昭和54年10月に宜野湾市立学校体育施設の開放に関する規則というものを制定いたしまして、特に学校教育に支障がない範囲で小学校、中学校の体育施設、中でも体育館とグラウンド、プール等も夏休みには一応は開放しておりますけれども、そういった学校施設のものを市民に広く活用してもらうということで、54年10月からその事業を実施してございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 学校教育に支障のない範囲で小中学校の体育施設、体育館とグラウンドを市民に開放しているということで、大変喜ばれている事業ではあります。 今回、この開放事業にかかわる団体なのですけれども、団体の数は、例えば体育館、グラウンド、分かれていると思いますけれども、その辺からお尋ねいたします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。これは22年度現段階ということでお答えしたいと思いますが、まず体育館利用ということで71団体、そしてグラウンドの利用ということで70団体、合計141団体で、実際その団体の登録人数が2,062名ということになっております。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
    ◆8番(知名康司君) ありがとうございます。およそ2,000名余りがその学校開放事業を利用しているということで。わかりました。 現在の小学校8校、中学校4校ありますけれども、その中でナイター、照明施設、その設置状況もお尋ねしますが、答弁お願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。夜間のナイター照明の施設整備につきましては、特に屋外でございますけれども、本市の照明設備計画として市内4中学校を整備していくという、これがまず第1段階の目標でございました。そして、これからの整備方針として市内各中学校校区に2施設を整備していくということで、現在その2期目の事業に取り組んでいる状況でございますけれども。まず、市内4中学校が整備は終わってございます。そして、嘉数小学校が照明施設の整備は終わっています。そして、今準備しているのが、普天間小学校において照明施設の整備に向けて、現在設計の準備に取りかかっているということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 中学校のほうでは4校は整備済み、小学校のほうでは嘉数小学校はついております。それと、計画は普天間小学校ということで。わかりました。 その中で、夜間照明なのですけれども、今回から徴収しますね。ナイター料金なのですけれども、その徴収金額は時間当たりでいきますと幾らでしょうか。お願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) 今回、平成23年度から行財政改革の一環としてナイター照明料の徴収をお願いするということでございますけれども、特に今回の使用料徴収に当たっては、例えば体育館等の1時間当たり500円ということもかんがみて、屋外の照明施設についても同じような条件で1時間当たり500円ということで設定をしてございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 1時間当たり500円。ほとんどの団体が2時間利用しますので、1,000円ということで。ことしから徴収しますね。その徴収する内容といいますか、理由もあると思うのです。以前までは無料で開放しておりましたが、今回新たに負担ということで聞いておりますので、その辺のそういった理由をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) 知名議員にお答えしたいのですが、施設使用料そのものは免除でございます。施設使用料は免除で、照明にかかる使用料をおおむね実費負担をお願いしたいということでございまして。この理由といたしましては、先ほど申し上げた行革の中での受益者負担を原則として、その実費負担分は一応お願いしていきたいということなのですけれども。先ほど申し上げた、教育委員会といたしまして、ナイター照明施設については、4中学校にまず第1の計画で整備をしていくと。次の2次計画の段階で、中学校校区において2施設を整備していくと。1つの目標を持って施設整備を進めていくのですけれども。ただ、施設整備においても、3,500万円から4,000万円近くの経費もかかるということと、また維持費も相当これはまた経費もかかるということもあって、行革の中で取り組んでいる受益者負担を原則とした使用料、手数料の適正化ということを受けまして、今回利用者の皆さんには施設そのものは使用料の免除をしていきますけれども、その照明にかかる実費負担分については、その分は受益者負担原則として負担をお願いしたいということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) わかりました。今後はぜひとも、小学校8校ありますので厳しいとは思いますけれども、半分の4校までいけたらさらに市民としても喜ぶし、健康増進・維持、そういった形での貢献もできると思いますので、その辺のほうをよろしくお願いいたします。 次に移ります。比屋良川公園整備事業なのですけれども、大分進んでいるのは見えます。特にレクリエーション広場。前々回ですか、議会の中でも取り上げたのですけれども、かなり進んでおります。近いとは思いますけれども、供用開始のほうはいつごろになるのか、お尋ねいたします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。比屋良川公園について、事業は、知名議員も御指摘のとおり、進んでいるという認識もございますが、まだ全面的な供用開始に至っていませんので、その実際の全面的な供用開始というものについては、事業の進捗を見て供用開始ということになりますが。ただ、一部分の供用開始については、整備したところの安全性、そういったものを確保しながら、まだ未整備地区への出入りとかそういったものを封じていきながら、その整備したところは部分的にでも供用開始はしていきたいとは思っています。全面的な供用開始ということについては、事業がまだまだこれから続く見込みですので、全体的な事業開始については、いわゆる事業の完了次第ということになりますが、部分的には供用開始は安全性が確保できた部分からやっていきたいと思っています。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 全体的な進捗状況を聞きたいのですけれども。そこら辺の答弁もお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。平成22年において、野鳥の観察広場やレクリエーション広場、駐車場、そして門扉等、植栽工事等も実際実施してまいりましたが、22年度末、まだ22年度終わってございませんが、見込みで、実際の進捗として、用地、土地については約86%、そして工事で42.9%、そして物件補償等で79.6%、事業全体では75.3%の進捗ということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) 事業で75.3%の進捗ということで。わかりました。 ただ、最初の質問の中で取り上げたように、レクリエーション広場のほうが、見た感じですけれども、駐車場も整備されておりますし、またトイレも完備されておりますし、それに芝生のほうが養生しないといけないというのがありますけれども、多分一部供用というのは近々ではないかなと思うのですけれども、そうしていただきたいなと思うところであります。 というのは、この前見た感じ、奥のほうにあずまやがあるのです。手前のあずまや、奥のほうにもあずまやがあって、そのあずまやのほうに、かなりたばこの吸い殻、あるいはお菓子の袋やらたばこの空き箱やら、そういったのがあずまやの中でかなり散らばっていて、ああ、ここは多分子供たちが常時いるなということで見ておりますけれども、早く供用開始をしていただいて、また門扉がありますね、門扉がありますので、その辺の期待するところですが、いかがでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時38分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時38分) 建設部長。 ◎建設部長稲嶺盛政君) お答えします。今知名議員の御指摘のところについて、早急に私どももその辺を踏まえてその部分供用開始、そして管理、そういったこともできるような体制で検討していきたいと思っています。 ○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。 ◆8番(知名康司君) ぜひ早目に取り組んでいただきたいと要望いたします。 以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(呉屋勉君) 以上で8番 知名康司議員の質問を終わります。 ○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時39分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時57分) 休憩前に引き続き一般質問を許します。7番 宮城司議員の質問を許します。宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 皆さん、こんにちは。7番議員、絆クラブの宮城司でございます。ただいま議長よりお許しがありましたので、通告してありました施政方針等について一般質問を行っていきたいと思います。 その前に、去った3月11日の東日本大震災におきましては、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方と御遺族に対し深くお悔やみ申し上げます。 まず、施政方針とは。施政方針を行うときの方向、政治の目的、方法、理念など通常は3月定例議会において施政方針演説を行い、向こう1年間の宜野湾市の重要施策や予算等を通じて、どのような街づくりを行うかを示すと本員は理解しておりますが、施政方針の意味を確認させていただきます。御説明ください。 あとは、自席のほうから進めてまいります。よろしくお願いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 企画部長。 ◎企画部長城間盛久君) お答えいたします。施政方針、毎年3月議会等に提案しておりますけれども、施政方針ということですので、例えば新年度における宜野湾市役所が取り組むべき事業、そういったものがまず文書であらわすのと、そしてそれの裏づけとして予算等がどのぐらいかかるというような方向性等が大体見えるような形で、市長が新年度に向けての事業の方針を定めるということで、施政方針という位置づけを私どもやっております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ありがとうございました。それでは、通告に従って始めていきたいと思います。 最初に、大山小学校分離新設校についてお伺いします。この件に関しては、本市の教育委員会の中で、昭和62年から取り組んできた経緯があります。今日まで、25年たった今でも、まだ過密解消には至っておりませんけれども、幸いにして今回の施政方針で、平成26年4月開校に向けて取り組んでいる。今年度も引き続き用地取得及び造成工事を実施するとともに設計業務に向けて取り組むとの御説明をされておりましたが、今日に至るまで25年間かかっておりますが、そのいきさつ等などを御説明をお願いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) 宮城司議員、ではお答えしたいと思うのですけれども。確かに宮城議員がおっしゃるとおり、当初の事業計画案から今日においては、確かにその場所が、例えば二転三転したという経緯もございますが。その理由につきましては、なかなか地権者の同意も得られなかったというような経緯もあって、今回、今現在、予定地のほうに最終的に委員会として選定をして、各地権者の皆さん、あるいは議員初めその地域の人々の理解も得ることができました。そういったことで、21年度に基本構想、基本計画も委員会としてそれを策定しまして、それに基づいて改めてまた大山地域地権者の皆さんにその事業計画についての説明をして、21年の段階で最終的、おおむねの理解も得ることができました。22年度段階においては、全地権者の理解、協力を得て合意も得ることができました。それを踏まえて、21年度に策定した基本構想、基本計画を、22年度で土地開発公社のほうに用地の取得あるいはまた造成等の依頼をして、教育委員会独自といたしましては、計画に基づくその建設の基本方針、それを整理する上で建設検討委員会も立ち上げて、23年度実施予定している基本設計、実施設計の策定に向けて、検討委員会の中でその詳細にわたって検証をしているというようなところでございます。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ありがとうございました。この真志喜中学校校区において、伊佐から宇地泊までのこの校区の中で、位置関係から申し上げますと、いわゆる押し上げ方式といいますか、現在の真志喜中学校を小学校に、あるいは仮称大山小学校を中学校に、中学校を真ん中に据えてつくっていく配置がベストではないかなと、あるいはまたそういった声も多々あったと思いますが、その実施に至らなかった理由等ありましたら、答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。確かに宮城議員のおっしゃるとおり、その地権者あるいはまた地域の方からも、そういった要望はございました。ただ、その段階においては、真志喜中学校はもう既に設計等も終わって、御承知のとおり、現在工事自体も着手に入っている状況で、今の段階でそれを押し上げ方式にするというのは不可能というような状況もありまして、その段階では次の基本的に改築の段階。いずれも1年おくれでございますけれども、同時期にその事業を進めていくということでありますので、次の改築段階で果たしてそのほうがベターなのかどうかを再度検証した上で、そのほうがいいということになるのであれば、その段階で検討させていただきたいということで、今回は真志喜中学校は現在地、分離新設校は今指定している場所にそのまま建築を進めさせていただくということで、一応同意を得ているということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 今までの経緯とか、あるいは今真志喜中学校改築をやっていると、そしてまた新設の大山小学校ができていくという。時期的に合致するのではないかなという思いもありましたので、また質問させていただきました。 それでは、この仮称大山小学校分離新設校幼稚園基本計画報告書の中から質問させていただきたいと思います。 まず、通学路についてです。この父兄あるいは地域の方から、国道を横断することについて不安があるという指摘、あるいは通学路に、川、用水路、排水路があるなど危険を感じているということ、あるいは横断箇所が多いためスクールゾーン運用の徹底を図ってほしいという要望、また通学区域に細い道が多く安全性に乏しいという指摘、また送迎の車両数がふえた場合、道路の混雑が心配と、要望等上がっていますが、このことに関してどのように解消してきたのか、あるいはするのか、御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。今通学区域の問題につきましても、実は平成21年度あたりでしょうか、通学区域の審議会等を立ち上げまして、そこで諮問をしておりまして、平成22年3月には通学区域のおおむねの決定、答申も得てございます。そして、その中で、ではその分離新設校、新しい学校の安全性の確保という観点から、我々のほうも引き続き建設検討委員会の中で今議論になっているのは、周辺環境の整備ということがあって、特に護岸の排水敷にそういったものに今現在ふたがない状況の中で、そして歩道もない場所でございます。ということで、そういったもの非常に危険であるというような観点から、周辺の環境整備、あるいはまた通学路の整備・安全性を確保する上から、その排水敷を利用して歩道の整備ができないものかどうか。それ以外に、また田いも地域内にある排水溝のふたのないような場所もございますので、そういったところもどうにか安全性を確保する意味でふたをして整備する方法がないかどうか。引き続きまた検討委員会の中では、その通学路として検討される通路と通学路を含めて、再度詳細にわたって安全面を確保する意味から調査検証をしていくということで、引き続き検討委員会の中でその安全確保については取り上げて調査研究をすることになっております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ぜひ、子供たちの通学路の安全のために、もっと議論を重ねて尽力されていただきたいと思います。 次、大山地域の自然、田いも栽培地域の保全についてですが、これもこれなのですが、田いも栽培地域の地域一帯の自然を残してほしい、田いも栽培地域への学校の整備新設に当たり、わき水、川、生物への影響がないよう配慮が必要である、自然風景保全、地域の伝統の保全に配慮することが重要であるとありますが、ここら辺に関してはどのように今考えておられますでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。先ほどの田いもの保全について、本市で農住組合を立ち上げて、学校区域以外については当組合による開発で、一部保全される区域あるいはまた開発される区域ということで、これから開発されていくものと期待しております。 あと、学校につきましては、特に今回の分離新設校につきましては、エコスクールのモデル事業として取り組んでいきたいということで、まず第1点目については湧水、そういったものを利用してビオトープであるとか、何らかの湧水の活用ができないかどうか。そして、まず一番の事業といたしましては太陽光発電機、それと並行して緑地の壁面化ができないかどうか。要するに壁面を緑地化していく方法ができないかどうか。そして、雨水槽の設置、そしてあと1点は、これも以前にも申し上げたのですれども、運動場の芝生化です。そういったものの可能性としてどうなのかどうか。そういった形で、とにかくエコに関するモデル事業として、今回の新設校については、あらゆる面でそういったもののエコとして考えられるものがどういったものがあるかを、引き続き可能な限りこの建築に当たっては取り入れていきたいということで、検討委員会としては現在調査研究をしているというところでございます。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) そして、また次、その他気になることということで、今ちょっと説明もされた部分もあるわけですが、社会状況の変化と少子化問題を考慮し、将来を見据えたバランスのとれた地域社会づくりが要求されると。また、エコスクールの導入により、50年後を見通した教育施設としてほしいという要望があると。また、強風による運動場からの砂じん。住宅に影響することから、校舎、運動場の配置等を十分に検討すべきという要望です。またもう一つ、オープン教室による隣接クラスへの影響が懸念されるため、教室の配置計画についてはあらゆる角度から検討してほしいとの要望があります。また、4番とか1番の件に関してどのように解消していくのか、答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) 今御指摘の特に配置計画において、今回も分離新設校についてもオープン教室を前提として事業を進めていきたいと。その場合において、例えば対面方式はもう原則として禁じていって、それとオープン教室であったにしても、他の教室、あるいはまた向かい側の教室と何ら支障がないように、そういったものを配慮して取り組んでいきたいということで、そういった施設配置については、十分検討委員会の中で議論をされてきております。 そして、先ほどおっしゃったエコに関連するような内容でありますけれども、そういったものを含めて、先ほど申し上げたエコスクールのモデル事業ということも一応念頭に置いて、検討委員会でそういった対策をしていきたいと。そして、50年先という話もございましたけれども、この学校のほうで考えられるような対応は、一例として防災に係るような対策。これも、今回の大きな津波がございましたけれども、現在予定している学校についても5メートル程度の盛り土をしていって、さらにその中に3階建ての施設をつくっていくということで、おのずからこれもまた避難指定学校に指定されていくものと想定されますので、そういったものにも対応したようなその施設の整備を、できる限りのことを施設整備においてそれを検討していきたいというふうに取り組んでおります。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ありがとうございました。今後の計画策定等なのですが、本計画では施設配置計画案で最も評価されたD案をもとに部門配置計画の5案、Dの1からDの5案を提案したと。今後大山小学校分離新設校幼稚園の整備推進機関として設置される建設検討委員会等にて、部門配置計画等の検討、決定を行っていく必要があるということがあるのですが、これは今申し上げたみたいな感じでよろしいということでよろしいですね。はい。 では、もう1点です。造成計画、今5メートル上げるという話がありましたが、この造成計画と建物部分配置との整合性ということでまたここでありますが、事業スケジュールによると、平成22年度に造成の実施計画が行われる予定となっている。そのため造成設計を進めるに当たり、建物の部分配置計画等との整合性を図る必要があるとありますが、そこら辺はどのようになっていますか。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。宮城議員、ひょっとしてこれ文化財の発掘調査とも絡めて、上物整備との絡みということではないかなと思っているのですけれども。実は、その文化財発掘についても、今年度試掘調査を去年10月から12月にかけてやってございまして、ところがその結果といたしまして、1万年前の基本的に稲の種、そういったものが発見されたということと、あるいはまた田いもに関するそういった種等、稲にかかるような種等も発見されたというのがあって、これは本調査をやることに決定しました。その本調査の時期について、あるいはまた箇所について、上物施設との調整ということでの御理解しているのではないかなということなのですけれども。その辺等の調整もしながら発掘調査を進めていきたいというわけでございますが、今おっしゃった造成工事につきましては、22年度の用地取得と並行して23年度に基本的に造成等をやっていきたいと。最終的には、22年、23年度でもって用地取得と造成工事まで含めてその年度内にやっていくということでございます。そして、23年度において建築に向けた基本設計、実施設計が予定されておりますので、実際の工事着手につきましては、24年度と25年度の2カ年度にまたがって校舎の建築が予定されているということでございます。 今の計画からしますと、先ほど申し上げた、校舎建築は24年、25年度で予定しておりまして、同じく24年度は幼稚園等の基本実施設計が予定されております。幼稚園については25年度の建築ということで、運動場整備につきましても24年度で設計をして25年度でもって整備をしていくということで、おおむね24年、25年度でもって校舎等、あるいはまた幼稚園等の施設の建築整備をやっていきたいということでございます。そして、26年4月の開校に向けて現在取り組んでいるということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 特に、防災等との関連から、造成工事については十分な検討を重ねて施工するよう要望したいと思います。 次、地域連携の推進、活性化等。施設整備の推進に当たっては、地域住民の理解、協力が必要であるため、必要に応じて地域、自治会等から意見収集を行う必要がある。さらに、児童、学習について。地域住民も参加する機会を検討し、また地域活動や生涯活動を支援、活性化するため、地域住民が利用、活用しやすい学校施設とする必要があるとありますが、今年度予算で用地取得と設計が計上されておりますが、この地域が利用しやすい設計とはどのようになっていますでしょうか。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) 地域連携施設の指摘だと思うのですけれども、これも地域の、あるいはまた市民、あるいはまたPTAの方が、本当に自由にと申し上げますか、気楽に使えるように。例えば、地域連携施設が学校施設を通らないで、直接地域連携施設に出入りができるような、要するに使い勝手がいいと申し上げますか、利用者のほうが非常に使いやすいようなその施設の整備をしていきたいということで、まずもって地域連携施設の整備をやっていくということの方針はもう決定をしておりますので、整備していく形で今進めております。ただ、利用方法については、今の計画の段階では、要するに学校施設内を通らなくても地域連携施設に出入りが自由にできるよう、使いやすいような施設の整備をしていきたいということで、今現在その準備をしているということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ありがとうございました。地域との連携の推進とか、あとエコスクールとか、大山田いも地域の保全等もいろいろ見据えて、ぜひすばらしい学校をつくってほしいと思います。 続きまして、市史編集事業の「伊佐浜土地闘争」の刊行に向けてについて入りたいと思います。市史編集事業につきましては、「伊佐浜土地闘争」刊行に向けて聞き取り調査及び関係資料の収集を実施してまいりますとありますが、具体的に事業の概要とか規模、あるいは期間、タイムスケジュール等もしあれば御報告をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 教育部長。 ◎教育部長(宮平良和君) お答えをいたします。今宮城議員の御指摘になった市史編集発行事業でございますけれども、実は平成21年度から取り組んでいる事業でございまして、その整備をしようとしているのが、伊佐浜の土地闘争に係る事案を宜野湾市の市史として取り上げて、それを整備していきたいということで。理由といたしましては、宜野湾市史の第8巻の資料編7というのがございまして、その中で戦後資料編Ⅰというのが刊行されております。これは宜野湾の戦後の初期の市史として資料を整理してございますけれども、今回やるのは伊佐浜の土地闘争ということで、戦後資料編Ⅱという形でこれを刊行していきたいということで、現在取り組んでおります。 その内容につきましては、もう御承知のとおり、戦後10年たって、昭和30年に米軍からの一方的な通達でもって、その土地が強制接収されたというような経緯がございまして、その伊佐浜地域の人たちが大きな被害を受けたというような事実がございました。ところが、現在、あれから50年も過ぎて、その状況を知る人がだんだん、だんだん少なくなってきていると、50年も経過していることもあって。それで、まだ何名かの方で、その状況を知っている方がいらっしゃいますので、いろんな証言者を探し合いながら、その状況を1つの宜野湾市の歴史資料としてまとめ上げていきたいということでございます。 おおむね内容につきましては、接収の段階で、伊佐区の住民がいろんな、例えば収容所であったり、あるいは他の地域であったり、あるいは南米に移住を余儀なくされたというような、いろんなそういった証言等もございますので、そういったものの内容が、例えばまず段階として、戦前の伊佐浜集落の人たちがどういった生活を営んでいたとか、あるいは集落はどういった状況であって、その地域がどういった土地の形成をしていた、あるいはまた集落と水田、主な仕事がほとんど農業であったらしいというような情報も得ておりますけれども、そういった生活がどういった営みであったものかどうか、そして接収当時がどういった状況でそれが接収されていったのかどうか。そして、その後、その地域の集落の伊佐浜の区民がどういう形で接収後生活を営んでいったのか。先ほど申し上げたのは、例えば収容所のほうに、沖縄市の高原のほうに収容されていく。あるいはまた、そこで農業ができなくて県等の推薦等もあって南米のほうに移住していった方。そして、あるいはまた今の伊佐区のほうに戻ってきてそこで実際に生活を営む、あるいはまた他の地域に営むというような方もいらっしゃるようで、とにかく今証言者がいらっしゃるうちにそういったものを取りまとめて、先ほど申し上げた資料編Ⅱとして今後発行していきたいと。23年度までは調査をそのまま継続していって、24年度に原稿の取りまとめをして、25年度に先ほど申し上げた「伊佐浜の土地闘争」を資料編Ⅱとして発行していきたいと。そして、26年度にはそれの解説編、非常にわかりやすい解説編として、それをまた刊行していきたいということでございます。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 大変詳しく説明ありがとうございました。 このタイムスケジュールとかお聞きしたわけですが、今部長がおっしゃっていましたとおり、戦後50年たって、またあるいはこの関係者の方と申しますか、生きた証人の方々も高齢になってきていると。それで、聞き取り調査も急務が必要かなと思いました。ぜひ迅速な対応で、沖縄の戦後史の1ページと申しますか、しっかり残していってほしいと思います。どうもありがとうございました。 続きまして、伊佐・伊利原市営住宅建設に伴う老人福祉センターの設置計画について質問していきたいと思います。この老人センター、現在赤道のほうにもございますが、今回伊佐の市営住宅のほうにつくるということでお伺いしたのですが、その完成とか、工事期間とか、完成予定とか、事業開始とか、そこら辺のところからひとつ説明をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) 宮城司議員の御質問にお答えいたします。老人福祉センターの設置目的は、高齢者のさまざまな相談に応じ、健康の増進及び教養の向上とレクリエーションの場を提供することによりまして、高齢者が健康で明るい生活を営むようにすることです。伊佐・伊利原市営住宅に予定しております新設の老人福祉センターは、基本的には市内の60歳以上の方々に利用していただき、高齢者の健康づくりと介護予防に寄与していきたいと考えております。老人福祉センターは、伊利原市営住宅建てかえ時の2期工事で計画をしておりまして、平成26年8月着工で平成27年の7月完成の予定でございます。 施設概要につきましては、鉄筋コンクリートの地上3階建て、延べ床面積が940.20平方メートルで、1階が駐車場、2階が事務室、機能訓練室と浴場、3階が集会場と健康生活相談室、教養娯楽室、図書室などを整備することになっております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司君。 ◆7番(宮城司君) 次の質問まで答えていただき、ありがとうございました。 また、この施設の土日とかそこら辺を利用できるのかとか、また質問等もございましたが、そこら辺、料金とかこんなのもかかるのかどうなのか、ちょっとまた説明をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。施設の利用料金とかいうのは、施設の運営方法等になると思うのですけれども、施設運営に関しましては、今後指定管理者制度の活用なども研究する必要があると考えております。利用料金や詳細等については、平成25年から26年ごろまでに検討することになると思います。     (宮城 司議員「土日は」と呼ぶ) ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) 先ほど申し上げておりますけれども、基本的には今の施設と同様にということは考えておりますけれども、着工がまだですので、運営方法については今後の検討になります。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) では、この老人福祉センターへの交通手段あるいは駐車場、これどのようにやっていくのか、説明をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) お答えいたします。赤道の老人福祉センターでは、西海岸地区の方々が遠くて利用しづらいという意見がございました。市民の要望にこたえて、高齢者が介護の要らない生活を送れるよう、健康増進や生活相談等の充実を図るために、西海岸地区へ老人センターの建設の運びとなっております。駐車場も、先ほど申し上げましたように、1階に整備することにはなっておりますけれども、予算の中でも報告いたしましたが、障害者対応が1台、それから一般駐車が4台ということで、合わせて5台のスペースしかございません。そのスペースでは、あくまでも緊急対応と、それから施設の運営のための車両しか駐車はできませんので、一般利用の方は徒歩、もしくは他の交通機関でいらしていただくことになります。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 駐車場が少ないということで、一部交通手段としてコミュニティーバスと申しますか、バスを出すという話も耳にしたのですが、そういうこともありますか。 ○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長玉那覇豊子君) コミュニティーバスにつきましては、第2次の地域福祉計画、これは今年度策定しておりますけれども、平成25年度にコミュニティーバスの試運行ということで計画の中に組み込んでおりますので、今後関係部署と連携をとりながら利用者の利便が図れるように努力をしていきたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ぜひ、この利用者が本当に利用しやすい環境をつくっていただきたいと思います。また、伊佐・伊利原市営住宅の駐車場、187台でしたか。そこら辺もまた昼間利用できるような体制をとっていただけたら、またこの老人センターを利用するお年寄りが活用しやすいのではないかなと思います。 次に移りたいと思います。次、防災体制の強化について入っていきたいと思います。防災体制の強化について。施政方針から、防災体制の強化につきましては、昨年、本市で2番目となる自主防災組織、伊佐区自主防災組織を立ち上げることができました。今後も自治会を中心にした自主防災組織の構築を継続的に取り組むとともに、災害時における高齢者、障害者等の避難支援活動を推進する地域ネットワーク活動を構築し、地域における防災体制の強化に努めてまいりますとの説明がありましたが、今いろんな災害のことを宜野湾市は抱えているかと思います。基地災害もそうですし、それから河川のはんらん、土砂崩れ、それから今回みたいに津波災害の危険性。そういった中で、本市西海岸、宇地泊区、大謝名、真志喜、伊佐区は、津波被害対策について、まず住民から声が上がり、伊佐区自治会におきましては、津波対策や災害時要援護者のための対策等に取り組んでいるところでありますが、今回東日本大震災で残念なことに多くの犠牲者となりましたが、本市の津波対策の進捗状況、どこまでどういうふうになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時35分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時35分) 総務部長。 ◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。本市の津波対策ということですけれども、今自主防災組織は伊佐と県営住宅、2カ所あります。私たちは、真志喜とか宇地泊とか西海岸地域の皆さんには、自主防災組織の立ち上げということで説明会等実施しておりますけれども、今積極的な対応としては、伊佐と県営住宅のほうが積極的な形で地域の皆さんから声がかかって、今一緒に対応をしているところでございます。 津波対策については、基本的には県が計画の中で言っていたものが、2階建て以上に上がれば、5メートルから6メートルのほうに上がれば大丈夫なのだということの一つの考え方が示されておりまして、私たちは伊佐の皆さんにも、自分の自宅とか近くの2階建て以上の建物に上がれば、どうにか緊急避難はできるということの話をしておりました。そういうことで、緊急避難的な場所、避難ビル等についても、伊佐の地域の皆さんと協議をしておりますけれども、なかなかその場所というものが選定、指定等には至っておりません。しかし、今回の東北の地震を見てみると、岩手県の釜石市なんかは、物すごく過去の教訓を生かしながらハザードマップ等をつくりながら、シミュレーションしながらやってきたけれども、想定以上の津波が寄せて、従来のやってきたことが何にもならなかったという反省が生まれてきております。それを考えると、今後においては、市としてはできるだけ早く知らしめる、津波とか、国、県あるいはマスコミ、市もそうですけれども、知らしめるという手法を考えながら、いかに早く高いところに逃げるということの部分についてをしっかり今後対応していかなければいけないと思っております。従来のものは、避難ビルの指定とかいろいろあったのですけれども、その部分とはまた違う形での今後の対応というものはしっかり、今回の東北の地震も含めて反省をしながら対応していかなければいけないと思っております。そういう意味においては、西海岸の自治会の皆さん、地域の皆さんと連携しながら、市としてできること、地域としてできること、連携を図ること、それをしながらもっともっと具体的にお互いの連携を図りながら、今後の対応策については検討をしていきたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ありがとうございます。それから、高齢者要支援者台帳作成、これは個人情報とかいろいろなのがあるのですが、要支援者台帳作成の進捗状況、それはどのようになっておりますか。 ○議長(呉屋勉君) 総務部長。 ◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。高齢者とか弱者とかそういった分については、我々としては、災害時要援護者支援ネットワーク事業というものを推進しておりまして、今社会福祉協議会がその対策、協議会の事務局を担っております。現在、個人情報との絡みがあって手挙げ方式というものをやっているものですから、平成23年3月10日現在において、41名の登録者がおります。伊佐区におきましても、独自に登録等を行っているということを聞いておりまして、そういったものは社協と連携をしながら、災害時の安否確認とか、あるいは避難等の状況とかを把握するためにやっておりますけれども、現在のところ41名の登録者がおりまして、またその3倍、4倍のこれにかかわる支援者のボランティア等が登録をされております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) この要支援者台帳を一部の方から、市は社協に任せっきりで全然進んでいないのではないかという御指摘等もございますので、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。 次に移りたいと思います。また、23自治会の自主防災組織づくりのタイムスケジュールについてお伺いしたいと思います。宜野湾市としては、23自治会をどういうふうにして何年までに防災組織を100%まで持っていけるのか、あるいはそういった計画性のあるスケジュールができているのかどうか、御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 総務部長。 ◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。私どもとしては、平成18年に伊佐、大山、真志喜、宇地泊、大謝名、5自治会の自主防災組織の立ち上げということで、説明会とか、あるいはちょっとしたモデル組織の立ち上げのために、備蓄食料関係の展示ですけれども、ちょっとしたものを配っております。それから、19年度、20年度あたりに、19年度90回、20年度も91回ということで、啓蒙啓発のための備蓄食料関係を、それぞれ備えつけをしました。 御質問の自主防災組織の立ち上げですけれども、今私たちは特に西海岸の沿岸地域の部分に力を注いでおります。議員も御承知のように、伊佐であっても昨年できたばかりでございます。あとは、西海岸であれば、真志喜とか、大山とか、宇地泊、残っております。大謝名地区も残っております。その辺は、行政側の部分もありますけれども、また地元の皆さんの積極的な、何というのですか、お互いのアプローチをしながら、コミュニケーションを図りながら対応していきたいと思っておりますけれども、なかなか前に進んでおりません。その辺は、まずは西海岸地域の自治会の皆さん、自治会長を中心として地域の皆さんと今後もっと積極的に連携を図りながら、できるだけ西海岸地域から早く立ち上げをしながら、そしてまた58号線より上のほうの自治会、最終的には23自治会にも呼びかけをしてやっていきたいと思っております。とりあえずは、啓発関係の備蓄食料とかちょっとしたものは、23自治会へ配っておりますけれども、今回の大震災、自然の大災害というものを目の当たりにしまして、行政側もお互いにもっともっと真剣というのですか、具体的な形でお互いに積極的に公の役割、自助の役割、共助の役割等もお互いに認識をしながら、確認をしながら、今何年かけてということは言えませんけれども、積極的にこれから対応していきたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ぜひ、全地域に、宜野湾市に自主防災組織が立ち上がれるように頑張っていただいて、また地域ネットワークづくりも担っていくと思いますので、御尽力よろしくお願いします。 次は、3月11日、津波警報が出されました。当日の対応、反省点とかそういったのがもしありましたら、御説明をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 総務部長。 ◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。去った3月11日、14時46分にマグニチュード9の地震が発生しました。今回の地震によりまして津波警報が発令されたのは、本県においては3月11日金曜日午後3時30分でございました。その段階で、同日の午後5時40分ごろに1メートルの津波ということの津波警報が発令されております。本市におきましては、そのことを受けまして、午後3時48分、市の災害対策本部を立ち上げ、同日午後4時ちょうどには、西海岸地域、沿岸地域に避難勧告を発令しております。そのときには、防災行政無線の放送とか、市消防広報車によって、いわゆる沿岸地域、海側の地域の放送、それから市のホームページ、それから西海岸地域の自治会の皆さんにも連絡をしております。それから、西海岸の大型商業地域にも連絡をして、市民の避難を呼びかけることをやると同時に、避難所を開設しております。避難所には、最大53名程度が避難なされておりましたけれども、翌日12日土曜日午後1時50分には津波警報が注意報に変更されたことに伴いまして、12日、翌日の午後2時15分には西海岸沿岸地域の避難勧告を解除いたしました。さらに、午後8時20分には注意報が解除され、午後8時30分には市の対策本部を一たん解散しております。 課題とか反省ですけれども、防災無線が聞こえづらいとか、避難場所がどこかというような問い合わせも結構ありました。それに対しましては、適宜、消防広報車両でもって、どの地域から聞こえづらいよということの連絡があるからやってくれとか、あるいは公民館にもお願いして、放送等の協力をしていただきました。 また、避難所は、普天間中、真志喜中、大山小、大謝名小ということの、あるいは老人福祉センター等指定しましたけれども、担当者の職員を派遣したのですけれども、大変急だったために、機材とか備品等、持っていくものがないために、例えばラジオとかテレビとかも、避難所で避難した皆さんに情報が入らないというようなことや、あるいは職員の携帯備品、例えば災害対策の腕章とか、あるいは懐中電灯とかの準備等ができず、こういったものの反省点が上がっております。今後は、こういったことを踏まえながら、いろいろな形で今回の課題点を生かしながら、次の対策には十分に備えていきたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 今部長から説明がありましたみたいに、連絡体制、防災無線が聞こえづらいとか、あと携帯電話がつながらないとかありました。今回の私なりの所見でございますが、宜野湾市総務部、教育委員会、消防、またあるいは社協、民生委員、あと自治会、地域の有志の方々の対応で、非常にすばらしい連携と申しますか、初めてにしてはというか、うまくできていたのではないかなと思います。社協、民生委員におかれましては、災害弱者、いわゆる先ほど申し上げました要支援者台帳の中から、一人一人連絡、だれだれさんはだれだれが迎えに行くとか、娘さんが迎えに来るとか、1人ずつ対処して、非常によかったのではないかなと思います。また、教育委員会におかれましては、避難地の迅速な対応、また人員の配置、24時間開放と。また、消防におかれましては、夜中まで24時間地域を巡回していただいてやっていたと思います。また、障害者施設イルカ等の、老人センターへの避難など迅速にやっていたのではないかなと思います。 やはり今回の反省点と申しますか、提案にもなりますが、防災無線とかそういうことももちろんですが、先だって携帯電話でメール、学校関係PTAなどで行っている連絡メール、いわゆるじんじんメールとか防犯メール、災害時における防災メールと申しますか、そういったシステムの構築ができたらもっとよかったのではないかなと今回感じました。 それと、また津波警報とか津波注意報、あるいは避難勧告、避難注意などいろいろな言葉が飛び交いまして、どういう状況にどういう行動をするのかとかという語句の理解等を周知徹底したほうがいいのではないかなと思いました。また、学校現場におきまして、もしその日が学校であったなら、例えばどういった状況で学校が休みになるのかとかもちょっと考えさせられました。 続きまして、きょうの朝刊にもありましたが、東日本大震災において避難生活者38万人。きょうの沖縄の気温が20度、現地におきましては1度から10度ぐらいの気温ということで、大変寒い中で放射能の恐怖、あるいは余震等におびえながら避難生活をしているわけでございますが、県におきましても3,000人の受け入れ。県が短期的方針ということで新聞で載っていますが、受け入れ先は県内のホテルなど宿泊施設を検討しているとかありますが、この被災者受け入れのことについて質問したいと思います。 支援には、人的支援とか、ボランティアとか、あるいは物的支援、義援金などありますが、被災者受け入れということで、今寒い中で避難生活をしている方々を沖縄に3,000名受け入れるということで県のほうは考えているみたいですが、宜野湾市としては、その連携とかそこら辺はどのようになっていますか。
    ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時53分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時53分) 総務部長。 ◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。今のところ、具体的な県からの連携等はありません。マスコミ等を通じながら、私たちもいろいろ情報を仕入れている部分でありますけれども、これについては、また県からこういう連絡があれば、お互いの市町村が子供たちの受け入れとか、就学支援とか、いろんな形あると思うのですけれども、それについてはしっかりとまたその会議を通しながら市としても何ができるかということを考えながらできることはやっていきたいと思っております。今できることというのは、募金関係とか、支援物資の受け入れとか、もし避難者の受け入れ等がある場合は、建設部の市営住宅にあきがあればとか、いろいろあるのですけれども、今お互いの中では若干情報交換の連携をしておりますけれども、ちょっと具体的な動きというものはとりあえずは募金活動、市においては、市の公共施設は市が責任を持って、それから民間については社協さんがということでやっていこうということを考えております。 先ほどちょっと申しおくれましたけれども、災害対策本部には社協の事務局長もいち早く一緒になって、先ほど宮城議員が御指摘にありましたような、要支援については社協を中心にしながら連携を図って、お互いの役所の組織は役所の組織で、また持ち分の手分けをしながら対応したことは報告をしておきます。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時55分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時55分) 会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際、あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○議長(呉屋勉君) 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 市長。 ◎市長(安里猛君) 宮城議員の質問に対して補足をさせていただきたいと思います。現在のところの災害対策本部においての宜野湾市としての取り組みは、先ほど総務部長が答弁したとおりでございます。去る土曜日に中部市町村会の臨時理事会が開催されまして、沖縄中部市町村として、被災地における災害弱者である児童生徒の学力支援については積極的に取り組んでいくべきではないかという提起が出されました。早速持ち帰りまして、教育委員会のほうにおいては、空き教室等を利用した児童生徒の受け入れが何名ほど可能であるかということを、今調査をしていただいています。その調査結果をもとにしながら、中部市町村会の会長を含め中部市町村として、どの規模でどのような形で具体化できるかということを、これから協議をしながら各自治会、地域を含めて相談をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(呉屋勉君) 教育長。 ◎教育長(宮城茂雄君) ただいま市長からも御説明がありましたけれども、教育委員会といたしましても、各小中学校に受け入れ、キャパシティーが何名ぐらいの人数が確保できるかということで今調査をしてございます。そして、そういう要望ございましたら早速対応ということで、今準備をしております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 今市長のほうから学校教室とか体育館、そういったところで検討しているみたいな話がありましたが、例えば民泊とか、あるいはまたあいているアパートとか、そういったことの検討はできないのか。多分宜野湾市には、大きなうちにお年寄りが2人住んでいるという状況というのがあるのではないかなと、僕、思っております。そういったところに、ぜひ皆さん、あるいは我々のネットワークを通して1つずつ埋めていく方法もあるのではないかなと思います。実施していくに当たっては、いろいろ問題点も出てくると思いますが、しかし今やるべきことは、市長の思いをぜひ行動に出して一歩踏み出してほしいと思います。 続きまして、倉浜衛生施設組合のごみ処理施設の有効利用について質問していきたいと思います。循環型社会の形成に向けた取り組みにつきましては、倉浜衛生組合を中心に進めてきた新しいごみ処理施設、熱回収施設、リサイクルセンターが完成しまして、平成22年4月から本格的に稼働いたしました。その施設の有効活用を図りながら、ごみの減量、あるいは資源化を一層推進してまいりますと説明されておりました。 そこで、倉浜衛生施設組合報告書の38ページのごみ搬入量の推移から、平成21年度は前年度に比べ1.5%ふえておりますが、倉浜衛生施設組合の施設の有効活用を図りながら、本市のごみ減量化の取り組みの状況、これはどのようになっているのか、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今のごみ減量化については、うまくいっているかということだと思うのですけれども、本市につきましては宜野湾市一般廃棄物処理基本計画を策定しておりまして、その基本理念であります豊かさを未来に伝えるまち宜野湾、そしてみんなでつくる循環社会型を目指して、ごみ減量の数値目標を設定をして今取り組んでいるところでございます。家庭ごみ及び店舗や事務所、飲食店業の事業系ごみにつきましては、平成17年度基準で平成27年度までに10%の減量、また資源ごみにつきましては資源化率20%の目標を設定し取り組んでいるところであります。特に家庭ごみにつきましては、平成15年度に1万8,916トンでありましたが、平成16年度のごみ有料化の実施に伴いまして1万6,884トンになりまして、2,000トン余の減少をしておりまして、今その有料化後においてごみ自体も微減、微増を繰り返している状況ではございますけれども、そういった事業系ごみとか、あるいは不燃ごみとかいろいろありますけれども、またこれからごみの減量化につきましては、さらに今後とも数値目標を目指して取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) ありがとうございます。この倉浜衛生施設、新しい施設ができまして、資源ごみ、新しいごみの元年として、ぜひごみの減量化に取り組んでいってほしいと思います。 次の質問に入りたいと思います。現在の分別ルール、新炉のほうにペットルボトル、空き缶、それから瓶類、古紙等の分別ヤードがあり、その中で仕分けをしながら資源化できるものは資源化をしていくというふうな形で、倉浜衛生組合と関係市町村2市1町のほうで協議を重ね、分別方法も取り決めていると聞いておりますが、本市の分別状況について御答弁をお願いいたします。 ○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今分別方法についてということでございますけれども、平成20年度からごみの分別が新しいルールになりまして、これまで粗大ごみ扱いしていました草木につきましては草木ごみに、また衣類は燃やすごみ、指定袋に入る電気製品等については燃やさないごみというふうになりまして、また新たに草木の定期の収集日、あるいはまた有害ごみ、それの収集日も今現在指定をしておりまして、現在では燃やすごみ、燃やさないごみ、そして粗大ごみ、資源ごみ、有害ごみの5種の分別で収集をしております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) どうもありがとうございました。 続きまして、清水苑についてちょっと質問していきたいと思います。日曜日に倉浜議会におきましても、新年度予算が可決しました。その中で、清水苑、9,000万円余りの予算、2市1町で計上しているわけでございますが、この清水苑、利用状況が、いわゆる稼働率が20%というかなり低い推移で移動しております。また、我々議員研修で見に行ったときにも、施設もかなり老朽化していて、中に入るのも危険ですよみたいなことがあったわけですが、今後の清水苑についての方向性というか方針、どのように考えているか、御答弁をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今の清水苑の今後の方針、課題ということでございますけれども、これは倉浜衛生施設組合に確認をしましたところ、倉浜衛生施設組合のし尿処理場、宜野湾清水苑は、議員おっしゃるとおり、老朽化をしていると。これが昭和52年の4月より稼働をしておるということで、処理能力も1日130キロリッターということで、2市1町の許可営業所によって市のし尿とそれから浄化槽汚泥を別個収集され、清水苑へ搬入をされておりますけれども、今後の一つの方針といたしましては、2市1町の公共下水道の接続が今順調にいっているということで、清水苑の搬入量の減少傾向が進んでいるということでございまして、これは隣接する沖縄県の浄化センターのほうに水道の放流を検討しているというように聞いております。課題でございます、築35年になる施設の老朽化で、ひび割れ、亀裂が発生しているということでございますけれども、県との調整等もあると思いますので、年度計画で補修工事をやるということで、22年度から23年度にかけてその補修工事を計画をしている。それで、今執行しているという状況だそうでございます。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) この施設、先ほど申し上げましたように9,000万円の費用がかかると。そして、稼働率も20%いかないという状況の中で、今県下水道に接続するという話もございましたが、そのように県下水道センターに仕事は任せるようにして、予算も削減できるし、また跡地も有効利用できるように考えていただきたいと思います。 もう一点です。倉浜衛生施設のリサイクル工房ということで条例が可決されました。その中で、このリサイクル工房、環境循環型社会の教育という面から質問させていただきたいと思います。この施設、平成22年度の学校見学内訳という資料がこちらにございますが、沖縄市が見学回数16回、学校数12校、人数が1,506名、宜野湾市2回、学校数2校、270名、北谷町3回、3校、266名という資料がありますが、宜野湾市としては、この倉浜施設の見学等を今後どのように行っていきたいか、説明をお願いします。 ○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時11分) ○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時12分) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今議員がおっしゃっているように、各学校関係とか、あるいは市町村、そしてまた婦人団体とか結構ありますので、ほかの小学校関係も21校等ございますので、こちら市民経済部のほうから教育委員会と調整をしまして、せっかくできた新炉でございますので、工房も次年度から利用できるようになりますので、ぜひともまた教育委員会と調整をしまして、ぜひ市内の小学生とかそういった子供たちの見学とか、あるいは環境の勉強とか、そういうところのものを進めていきたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 指導部長。 ◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。少ないということですので、我々としても、実はごみ処理等の問題に関しては、小学校の3~4年生が地域教材を研究所が中心に作成をして、副読本として提供をしてございます。その中で、倉浜衛生に関しては載せてあると思いますので、その学習をしながら、少ないという状況であれば、可能な限り学校への呼びかけといいますか、それについてはやっていきたいと思っております。 ○議長(呉屋勉君) 宮城司議員。 ◆7番(宮城司君) 市長も、ぜひこの活用していきたいと申し上げておりますので、子供たちの教育にも、この立派な施設を深く活用していただきたいと思います。以上です。 ○議長(呉屋勉君) 以上で7番 宮城司議員の質問を終わります。 以上をもちまして、本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は3月23日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後4時15分)...